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さすが「シン」だっ! 2016年8月8日

 自称「ひえ~! の連発だったった女」神垣です。

 昨日、「シン・ゴジラ」を

 観に行きました・・・


 ウルトラマン世代のわたしは
 ゴジラに対して、特別な思い入れはなく
 怪獣映画にもさして興味はありませんでした。

 でも、あまり映画を観に行かないような
 友人までもが「観に行たほうがいい!」と薦めるものだから

 昨日やっと、近所の劇場で
 「シン・ゴジラ」を観てきました。

 いや~、いろんな意味で
 スゴイ映画でした……。

 脚本・編集・総監督は、
 「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみの
 庵野秀明。

 といっても、わたしは
 エヴァンゲリオンのことを
 ほとんど知りません。

 でも、なんといっても脚本がいい。

 畳み掛けるようなテンポの良さと
 いちいちリアルな設定に
 一気に引き込まれました。

 「どっかで見たよな、このシチュエーション」
 というのもあるのですが、
 ディテールがきっちり描かれているので
 すんなり受け入れらるんですね。

 撮影技術が素晴らしく
 「怪獣映画なんて言ってごめんなさい」と
 大いに反省いたしました。

 キャスティングも良かった。

 主要な役どころになるほど
 あれだけボリュームのあるセリフを
 よどみなく早口でしゃべるには
 それ相応の実力が必要。

 特に、米国大統領特使役の
 石原さとみちゃんは、
 この映画で新境地を開いた感じですね。

 個人的には、
 長谷川博己の役は加瀬亮が、
 竹野内豊の役は伊勢谷友介が
 演じてもよかったのでは……、
 という思いもありますが(二人ともより英語が達者な俳優だから)、
 深くは追求するまい。

 でも、一番すごいと思ったのは
 協力した会社や省庁の多さ!

 防衛省は「海猿」シリーズでも協力しているので
 まあ分かるとして、

 国交省とか、他の主要省庁や東京都などもエンドロールに名があり
 「この内容で、よく協力取り付けられたな~。企画書、よく通ったよ」と
 まじめに感心してしまいました。

 映画の中では「国の威信をかけて」ゴジラと戦うわけですが
 この映画自体は「東宝の威信をかけて」総力をあげて製作した映画
 という気がします。


 この映画、
 小さいお子さん連れで行っても、子どもには全然面白くないと思います
 (現に、わたしの前の席で母親と観ていた幼児は完全に退屈していた)

 身を乗り出して観るのは、大人たちです。
 横や前の席のお大人たちがぐいぐい前のめりになってましたもん
 (わたしもだけど……)。

 この映画は劇場で観てこそ、面白い作品だと思います。
 「シン・ゴジラ」ぜひ、ご覧ください!

 映画『シン・ゴジラ』公式サイト

 岡本喜八が写真だけ、登場していたのを
 わたしは見逃しませんでした。神は細部に宿る!?
(VOL.2692 2016年8月8日 配信 メールマガジン あとがきより)


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