映画「MINAMATA―ミナマタ―」2021年9月27日
おはようございます。自称「広く勧める女」神垣です。
多分、当分の間、人に勧めます・・・
先週、映画「MINAMATA―ミナマタ―」を観てきました。
先週のメルマガあとがきで
もう、こ難しい映画やドラマは観たくない!
と言い放った舌の根も乾かぬうちに、
公開日翌日の劇場へ。
この映画を観たいと思っていたのは
「写真家ユージン・スミスと水俣の実話から生まれた作品」
という以上に、キャストがすべて観たい俳優揃いだったから。
主演のジョニー・デップをはじめ
雑誌「LIFE」編集長役のビル・ナイ
(ちなみに、この2人は「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」で共演)
日本人の俳優陣は、加瀬亮、浅野忠信、國村隼。
劇場で予告編を見た段階で、必ず観ようと
楽しみにしていました。
水銀に冒され、目が見えず、手足が曲がり、
食事をするのに5時間かかる長女を「宝子(たからご)」と呼び、
世話をする家族。
撮影させてほしいという写真家の依頼を
最初は拒む一家ですが
この後、どのような経緯で撮影に臨むに至るか……
が物語の軸になります。
水俣病がテーマの映画なので、
ずしんと心に重たい内容ではありますが
だからこそ、最後まで観ないと
この作品の「美しさ」を知ることはできないでしょう。
本作の監督・脚本を担当したアンドリュー・レヴィタスは
画家・彫刻家として活躍した経歴があり
映画のクライマックスのシーンの描き方に
納得しました。
「MINAMATA―ミナマタ―」はUDCast 対応映画です。
広く多くの人に鑑賞をお勧めしたい作品です。
▼映画「MINAMATA―ミナマタ―」公式サイト
▼UDCast
▼MINAMATA: W. ユージン・スミスへのオマージュ
映画で、ユージンが最初に水俣を訪れたとき
雨の中、一人アコーディオンを弾く障がいのある青年役を
演じた青木柚くんの繊細な演技に目を奪われました。
(2021年9月27日 VOL.3878 配信 メールマガジン あとがきより)
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