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久保田 崇 著 「官僚に学ぶ仕事術  ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~」2011年10月14日

 おはようございます。自称「意外な一面を見た女」神垣です。

 日本の政治は

 官僚が動かしている!?

 言葉としての「官僚」は知っていても
 その実態は、さっぱりわかりませんでした。

 「日本の政治は官僚が動かしている」なんて言われますが
 そもそも官僚って何? どんな人?
 という素朴な疑問があります。

 しかも、どちらかというと
 ネガティブなイメージの方が強い
 と思いませんか? 官僚って。

 でも、この本を読んで
 「へぇ、官僚ってすごいなぁ!」と素直に思うと同時に
 「意外と、自分にもできそうなヒントがあるなぁ」と思いました。

 本書を読んで、仕事というのは
 自分の脳や生産量の「回転率」をどんどん上げて
 バンバン処理していかなければだめなんだ
 と改めて気が引き締まった次第。

 印象に残った一節をピックアップすると…

「出世する人の特徴」の項目で
 秘書官のような重職にある人は
 緊張感を要する業務の性質上、ピリピリするのも無理はない状況にありながら
 本当に優秀な人ほど

 部下の話をきちんと聞き
 部局に不必要な資料を作らせたり、
 理不尽な説明を求めることもない。

 「忙しいポジションに就いていても、余裕を失わない人が
  さらに重要なポジションに就いていく。
       つまり、出世するということです」

 このあたり、官僚も民間企業も変わりませんね。

 ほかにも
     「上司には冗談を言え」
 「コミュニケーションコストを意識する」
 「英語が苦手な私のグロービッシュ」
 など、

 さすが、官僚! ここが違うと感心したり
 官僚でもそうなの? という意外な驚きがあったりと
 興味深い項目が多数あります。

 「ケンブリッジ式プレゼンテーションの極意」にあった
 『自分自身をプレゼンの主体にする』
 も印象的でした。

 「仕事術」を見直すううえで
 非常に刺激的な内容でしたが
 読後、妙にさわやかなんですよね、この本。

 著者の久保田崇さんが若いということもあるのですが
 「勇気」とか「希望」という言葉が
 すっと浮かんできて、清々しい気分になれました。

久保田 崇 著
「官僚に学ぶ仕事術
 ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~」

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 官僚もいろいろ大変なのね、と思いました。

(VOL.1588 2011年10月14日配信 メールマガジン あとがきより)


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