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もう、おりてもいいんじゃないですか? 2021年8月20日

 おはようございます。自称「一気読みした女」神垣です。

 マーカーを引きまくってしまいました・・・

 前々週に紹介した
「プロセスエコノミー」に続き
 尾原和啓さんの既刊本を今日は紹介します。

 その本のタイトルは「あえて数字からおりる働き方」です。

 電子書籍で読んだのですが、マーカー引きまくりでした。
 わたしが引いた主なマーカー部分を挙げますと

・他人の視点を学ぶことは、自分を錆びさせないための学びとなる
・声をかける前の事前準備で、その後が決まる
・ネットにはネットの人間関係のつくり方がある
・興味をもったら「どうやって自分の行動に落とし込めるか」を考える
・自分自身との議論をやめない

「あえて数字からおりる働き方」

変化の時代に生き残るための9つの原則 の7番目に
・服従ではなく、反抗すること
 とあるのも好きだな~と思いました。

 出色だったのは、尾原さんの読書術です。

 尾原さんが月100冊読書する、そのコツが紹介されているのですが
「新しいジャンルの知識を30分だけで身につける読書術」として
「すぐ本を読まずに『まとめ』の検索から始める」方法は
 かなり斬新で、こういうアプローチの仕方もあるのか、
 と目からうろこが落ちる思いでした。

 本書で最も印象的だったのが次の部分です。

「自分の学びの限界を常に把握するためには、過去の成功方程式が
 通用しない世界を知り、常に学び続けるために、古い学びを捨て
 ていく勇気を持つことが大事」

「あえて数字からおりる働き方」

    断捨離すべきは、身の回りにある、目に見える物質ではなく
 自分の内側にある「古い学び」という概念や経験ではないか
 とはたと思いました。
 そして本書はこう続きます。

「変化の時代は、昨日まで正解だった解決法が通用しなくなる時代
 です。誰も知らない未来に向かう旅路は、教科書に載っている
 解き方をなぞることではなく、たくさんの失敗の中で正解に
 近づくしかありません。

(中略)

 あなたに1人でも2人でも失敗を含めて楽しめるパス回しができる
 ギブの相手がいれば、つい不安になってしまうくらい
 先の分からない未来への旅も、
 楽しい冒険の旅路に変わりませんか?」

「あえて数字からおりる働き方」

 と結ばれています。

「預金」ではなく「預信」、つまり、信用を貯めていくことが大事
 と西野亮廣さんが言っていますが、
 その具体的な方法を本書から学ぶことができました。

 ネット社会で生きていくうえで必要な指針を得た1冊です。

尾原和啓 著「あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略」

 Kindle Unlimited 会員は、読み放題で読めます。

 こちらもおススメ!

「プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる」

2021年8月20日 VOL.3854 配信 メールマガジン あとがきより)


 


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