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家族のお別れは犬だって悲しみ、落ち込む。

こんにちは。げーしーです。
久々に地元の横浜に帰ってきたのですが、相変わらずの横浜駅の変容ぶりには驚かされますね😓
日本のサクラダファミリアと言われていますがいつ完成するのやら・・・。

 今日は「犬は同居犬の死を理解してちゃんと落ち込む」という内容です。
この事柄において論文になっているのをはじめてみたので少し紹介します。

▲犬は仲間の死を理解する!?
多頭飼いをしている人は経験したことがあるかもしれないのですが、同居犬が亡くなった時に残された犬が落ち込んでいるように見えたことってありませんか??
この仕事をやっていると意外とそういう報告を耳にすることがあります。

「この間、この子と一緒に暮らしている〇〇ちゃんが亡くなってから食欲が減った」

「寝ることが増えた」

「何だか元気がなくなった気がする」

などなど、活動力がなんとなく落ちたような問診って結構聞くんですよね。

生活環境が変わったというのは多かれ少なかれあるとは思いますが、これが同居犬がいなくなったという”悲しみ”というところがあやふやな感じではありました。
実際にこれをちゃんと調べた報告もありませんでした。

今回、イタリアの研究チームが多頭飼いをしている犬の飼い主並びに同居犬を亡くした経験があるイタリア人、426人にアンケートをとって調査した論文になります。

Domestic dogs (Canis familiaris) grieve over the loss of a conspecific

▲仲が良いほど亡くなった時の影響が大きい
 アンケートの内容としては
「同居犬が亡くなったときにどのような変化が起きたか?」
という質問です。

結果としては86%の飼い主はネガティブな兆候が見られたとう事でした。
またその中の20%近くは6ヶ月ほど続いたという事でした。

ネガティブな内容としては
・飼い主の注意を引くようになった
・遊ぶ時間が減った
・全体的な活動量が減った
・寝る時間が増えた
・食欲が落ちた
・鳴いたり吠えたりする頻度が増えた
というのが報告されました。

さらには亡くなった同居犬と仲が良ければ良いほど悲しみの度合いが高くなったという結果も得られました。

また飼い主が落ち込んでいる姿を見るとその姿に感化されて飼い犬も余計に深く落ち込んでしまうという感情の伝播も報告されています。

こういった仲間を失った喪失感に対して飼い主ができることは
寄り添い、残された犬が不安にならないように慰め、自分自身が前を向くことが重要だと考えられています。



飼い犬の死というのはとても悲しいですよね。それは人間だけではなく残された犬にも同じように悲しみ、また悲しんでいる飼い主を見ているとさらに悲しくなってしまうみたいです。

愛犬の死というのは乗り越えるのは中々大変だと思います。
しかしずっと悲しんでいても残された子もずっと負の感情を抱えてしまいますし、亡くなった子も望んでいるわけじゃないと思います。

一緒に悲しみ、一緒に乗り越える。
難しいかも知れませんが、これが出来るとさらに絆が深まるのではないかなと思います。

では。


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