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小瀧さんの舞台を観てきた話。


2021.09.27
エレファント・マンから約1年。

小瀧さん主演舞台
「検察側の証人」を鑑賞してきました。


アガサ・クリスティ作の短編推理小説、それを元に書かれた戯曲の法廷ミステリー。


いや〜〜〜〜......。
凄かった。

今回容姿端麗な青年レナード演じる小瀧さん。
国を超えた様々な時代の人間を違和感なく演じれるのが凄い。
どの時代でも間違いなく美青年。
後、3分の2以上が足。

2階席だったので気になるシーンは双眼鏡で見ていて、法廷でのシーンでは声は大きく発さなくとも指先や足を動かしたり、細かい表情までイラつきや怒りを表現していて、どのレナードも全て美しくガン見した。  

時折出る、狂気じみた言動や表情.....
法廷の人間8割が彼が犯人だと疑い、状況証拠も全て不利な状況。


ふいに本心が出る瞬間、信じたい気持ちが少し揺らぐが
「僕は絶対やっていない!!」
レナードの真っ直ぐな表情と揺るぎない声、こんな美しい顔の人間が罪を犯す訳がない!!と
私も彼の無実を信じたいと願ってしまった。
他に絶対犯人が居るんだ、彼は罪を着せられてるのだ、と。


結果レナードは罪を犯しており、妻も裏切り、欲望に貪欲なとてつもないクソ野郎なんだけど顔が良いから憎めない。

あのお顔ならお金あげちゃう。分かる。



容姿端麗がもう罪なんだな。



弁護側の大滝寛さんと検察側の成河さんの法廷シーンは本当に圧巻だった。
考えられないセリフ量と白熱した法廷で絶え間なく続く会話の応酬。

後、凛々しく聡明な女性の瀬奈じゅんさん演じるローマイン。
レナードを心から愛し、誰よりも信じていたのに裏切られ、最後は自ら罪を犯す。
声、話し方で全く違う女性を二役するなんて思わないからすっかり騙されてしまった。


観客が陪審員になり、舞台の法廷の中で何が真実か、誰が嘘をついているのか、誰を信じたいのか.....
最後の最後まで考えながら見ていくのがめちゃくちゃ面白かったな〜〜〜〜〜〜〜



そして大千秋楽おめでとうございました。
日々不安定な状況の中、演じる側の不安もとても大きかったであろうと思います。
本当に最後まで演じ切れて良かった。

また小瀧さんの演じる姿が見れますように....!!



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