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Knee周年A knee versaryは寿司くいねぇ

はじめに

膝枕リレーKnee周年、おめでとうございます! 本編は、膝枕外伝膝浜シリーズの通称「寿司浜」を二周年記念フェスで演じるために用意した「枕」です。

通称「寿司浜」は、今井先生による膝浜シリーズの「ピザ浜」をお江戸版にタイムスリップさせた二次創作です。是非とも、今井先生の膝枕オリジナル、膝浜、及び、ピザ浜をぜひご覧いただき、比較いただければと思います。


膝枕リレー二周年記念フェス用枕!


お久 浜助、あんた、ほらいいかげんに起きなよ。みんな集まってるじゃないか。
浜助 え、掛け取りかい? なら、もう少し・・
お久 じゃないよぉ、ほら、二周年のお祝いじゃないか。
浜助 膝二(Knee:膝)周年。膝に膝が重なるじゃねぇか。こいつぁめでてぇ。
お久 またつまらないダジャレ言ってんじゃないよ。
浜助 おい、お久、膝枕ってよ、千年も前から高貴な方もやってるらしいぜ。知ってるか?
お久 あぁ、源氏物語完読会やってる人たちが、紫の上が光源氏の膝枕で寝てたって大騒ぎしてたよね。
浜助 なんだ、知ってんのか。しかし、あの人たちも好きだよなぁ。2年かけて源氏物語を完読したと思ったら、Knee(2)回目だって?膝(肘)に膝かけてんじゃないか?
お久 浜助、あんた、なんでも膝なんだね。でもねぇ、いい男の膝を枕に若紫が頭を預けてるって、絵になるねぇ。キュンとするじゃないかぁ。
浜助 おぃ、お久、おまえもやってみるかい?
お久 な、なにを?
浜助 だから、キュンキュン膝枕!
お久 ハァ?
浜助 だからぁ、光源氏膝枕!
(しばし沈黙)
浜助 だからぁ、光源氏・・・
お久 光源氏ぃ?ひょっ、ひょっとして浜助がぁ?
浜助 悪い?
お久(きっぱり)悪い冗談!
浜助 そりゃないだろうよ、好いた男に向かってよぉ。
お久 あーぁ、面倒くさい!わかった、やってあげるから、さっさと膝貸しな!
浜助 おいおい、もう少し情緒ってもんがあってもいいだろうよぉ。だってよぉ、”雅”な世界なんだぜぇ。
お久 そこらじゅうで風が抜けて流れてるところだけは「風流」だわ。やれやれ、すごい源氏だこと。
浜助 おーぉ、若紫ぃ、じゃなくって江戸むらさきってとかなぁ。御飯ですよ、あなた、ってか。じゃぁ、そうしま膝とかぁ。
お久 ぶつぶつ言ってんじゃないよ。あーぁ、浜助に付き合ってんの、つ・か・れ・た。ふぁーぁ、眠くなっちまったよ。
浜助 あれ、寝ちまったよ。なんだ、かわいい顔してんじゃないか。いつもこうしててくれりゃなぁ。だけどよぉど、ちと、重いなぁ。ちっとどけてぇっと・・・、あれ?どうしたんだ?頭がもちあがらない!

(ナレーション)
頭がとてつもなく重い。はなそうとしても離れない。それもそのはず、お久の頭は浜助の膝に沈み込んだまま一体化していた。皮膚が溶けてくっついているらしく、どうやったって離れない。

浜助 お、おい。取扱説明書。じゃなくて、河崎卓也さんいないか?執刀医はどこだぁ。

寿司浜本編



膝浜用(機会汎用)にアレンジすると


女房 お前さん、お前さん、ほら起きておくれよ、みんな集まってるじゃないか
久五郎 え、掛け取りかい?
女房 じゃないよぉ、もう、みんな、集まってるんだよぉ。
久五郎 ね、もう少し!
女房 さっさと起きな!もう、太もも充血しちまったし。
久五郎 ほ、本当かい? おぉ、ちょっくら見せてくれよ、その充血した太もも。
女房 興奮してる場合じゃないだろう。さっさと起きな!
久五郎 うわ、蹴った!膝蹴りかよ!
女房 またつまらないこと言ってんじゃないよ。
浜助 おい、お前、膝って、千年も前から高貴な方もやってるらしいぜ。知ってるか?
女房 あぁ、源氏物語完読会やってる人たちが、紫の上が光源氏の膝枕で寝てたって大騒ぎしてたよね。
久五郎 なんだ、知ってんのか。しかし、あの人たちも好きだよなぁ。2年かけて源氏物語を完読したと思ったら、Knee(2)回だって?膝(肘)に膝を重ねてんじゃないか?
女房 おまえさん、なんでも膝なんだね。でもねぇ、いい男の膝を枕に若紫が頭を預けてるって、絵になるねぇ。キュンとするじゃないかぁ。
久五郎 おぃ、おまえ、やってみるかい?
女房 な、なにを?
久五郎 だから、キュンキュン膝枕!
女房 ハァ?
久五郎 だからぁ、光源氏膝枕!
(しばし沈黙)
久五郎 だからぁ、光源氏・・・
女房 光源氏ぃ?ひょっ、ひょっとしてあんたがぁ?
久五郎 悪い?
女房(きっぱり)悪い冗談!
久五郎 そりゃないだろうよ、亭主に向かってよぉ。
女房 あーぁ、面倒くさい!わかった、やってあげるから、さっさと膝貸しな!
久五郎 おいおい、もう少し情緒ってもんがあってもいいだろうよぉ。だってよぉ、雅な世界なんだぜぇ。
女房 そこらじゅうで風が抜けて流れてるところだけは「風流」だわ。やれやれ、すごい源氏だこと。
久五郎 おーぉ、若紫ぃ、じゃなくって江戸むらさきってとかなぁ。御飯ですよ、あなた、ってか。じゃぁ、そうしま膝とかぁ。
女房 ぶつぶつ言ってんじゃないよ。あーぁ、あんたに付き合ってんの、つ・か・れ・た。ふぁーぁ、眠くなっちまったよ。
久五郎 あれ、寝ちまったよ。かわいい顔してんじゃないか。いつもこうしててくれりゃなぁ。だけどよぉど、重いなぁ。ちょっとどけてぇっと。あれ?どうしたんだ?頭がもちあがらない!

(ナレーション)
頭がとてつもなく重い。はなそうとしても離れない。それもそのはず、お久の頭は浜助の膝に沈み込んだまま一体化していた。皮膚が溶けてくっついているらしく、どうやったって離れない。

久五郎 お、おい。取扱説明書。じゃなくて、河崎卓也さんいないか?執刀医~い。

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