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また、誰かに追われている❕

山岳地帯から大平原へ…ロスのハイウエイをぶっ飛ばしているが身の危険はあまり感じていない。でも、俺は逃亡者なんだ。

追って来るのは、ハードロックのバンド連中のようだ。フリーウエイは隠れる処が少ない。砂漠のコブも小さいので俺は逡巡している。

シーンが変わった。ここはシドニー国際空港だ。いつの間にオーストラリアに来たのかは不明だけれど、ここはやたらにだだっ広くて搭乗ゲートが分からない。ヤバイ、早くメルボルンへ行かなければ…

その時だ。一機のボーイングが飛行場の脇にあるロンドンブリッジのような大きな関門橋に激突して突き刺さった。機体と橋が一体となって崩れ落ちてゆく。

しかし、周りの景色は突然の雪景色になった。壮大な眺めだ。数人の目撃者中に黒人の少女がいた。彼女と目が合って見つめ合うも言葉が見つからず無言のままだ。

航空カウンターへ行って、この事故の中で飛べる飛行機はどれかと尋ねる。係員のオージーのおばさんは、知らないと言った。ここにいてあの事故を知らないとは怠慢すぎると、俺は怒り出してオフィスへ怒鳴り込む。

すると、親切な若く美しい金髪の女性が別の飛行場へ案内してくれるというのだ。それは青森の下北半島の向こう側だと云う。ついでにその飛行機を観光宣伝用に動画撮影してほしいと言いだす。

俺は今、逃亡中だから、そんな事はマネージャーに言ってほしいと告げた。彼女から制作費を聞く前に、現実に戻った。しかし、俺以外はみんな外国人なのに、なぜか会話が成り立っていたのが不思議だ。俺の英語はメッチャクチャブロークンなのに…

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