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ユーザーイベント「Retty Night」の仕掛けと作り方、全部話します

2022年9月10日(土曜日)。コロナ禍になってから開催できていなかった完全招待制の毎年恒例のイベント「Retty Night」を3年7ヶ月ぶりに開催しました。

RettyNight2022のロゴ

このイベントはグルメサービスRettyのユーザーさんの中でも、他のユーザーさんがお店を選ぶ際の参考になる投稿を、Rettyにいっぱいしてくださっている方にお声がけして開催する完成招待制のイベントで、一年間Rettyを本当に愛して使ってくださったユーザーさんへの感謝の意味を込めて開催するものです。
美味しいお食事とお飲み物をいっぱいご用意して、ユーザーさん同士が懇親していただくイベントです。

ご来場者で混み合う受付

今年は日本全国150名のRettyユーザーさんをお招きさせていただきました。
みなさま自腹で東京まで飛行機や新幹線などで駆けつけてくださいました。
ご来場くださったみなさま本当にありがとうございました!

私はこのイベントの運営総統括を担当し、0からこのイベントの制作を担当しました。
準備をしてきた3ヶ月間、私の想いはただひとつ、来年も絶対に来たい!と思ってもらえるように「来場者に最高に楽しんでもらいたい」ということ。そのために安心して楽しんでもらえるように感染症対策も考えました。
私たちがどんなことを考えて、今回のイベントを作っていったかの舞台裏をお話しします。

食事担当責任者との直前打ち合わせ

安全な会場でおもてなし

まず考えたのが、新型コロナ感染症の感策をどうするか。
会場選定でまず避けようと考えたのが「密閉空間」です。
換気がいい会場といえばアウトドア。アウトドアでお料理といえばBBQ。
BBQでお料理を提供して、密にならない環境でユーザーさんをおもてなししようと考えました。

※イメージ

東京の湾岸エリアなどには、大人数収容できるBBQ場が複数あります。
6月の下旬にいくつかのBBQ場へ足を運びましたが、交通の便も悪いところばかり。たしかに換気はいいけれど、最寄駅から会場まで10分以上歩いていただくのは、9月のまだ残暑も厳しいなかでは厳しい。

また、Rettyユーザーさんはこうしたイベントの前に0次会を開催したり、イベントの後に2次会や3次会を開催する方が多く、会場から飲食店が多いエリアへアクセスがいいことも必須条件としてありました。

会場前面のガラスが全て開く

そんな中で見つけたのが門前仲町のイベント会場。
駅からも徒歩1分で近隣に飲食店も多い街中であるにもかかわらず、会場前でBBQグリルなどを何台も設置してイベントが開催できる会場を見つけることができました。

会場前面部分でのBBQスペース

ちなみに前回の2019年はRettyの本社オフィスで開催しました。ユーザーさんの中には、今年もオフィスのイベントスペースでに訪れることも楽しみにしている方もいらっしゃいましたが、今回は換気を優先してこちらの会場をお借りすることにしました。

満足できるメニューでおもてなし

次に考えたのがお食事。Rettyの中でも最上級に食に詳しいユーザーさんをおもてなしするとなると、最上級のお食事をご用意しなくては満足してもらえません。
Rettyでは、たとえばイタリア料理のお店のオススメをいっぱいRettyに投稿してくださっているユーザーさんに「イタリア料理好き」などのラベルをつけさせていただいており、その方々がオススメするお店を「イタリア料理好き人気店★★★」などと表示し、人気のお店がわかるようになっています。

BBQにふさわしいお料理をご提供いただけるRettyの人気店にご連絡をし、趣旨をご説明して、何店舗もお料理をご提供していただけることになりました。

RettyNigh2022のメニュー

今回限定のスペシャルなメニューも、いくつもご提供させていただいたのですが、中でも「オタフクソース&食べあるキング塩崎/麺を味わう究極の焼きそば」は、弊社社員でもある塩崎さんと一緒にオタフクソースさんにお伺いしてソースの調合からレシピ作りに参加しました。全面協力いただきましたオタフクソースさんありがとうございました!

オタフクソースさん社屋内のキッチンにて
当日ご提供した焼きそば

焼きそばに日本一詳しいだろう塩崎さんのブログ

その他お料理の詳細などは、Rettyに設けた「RettyNight2022」のページへのユーザーの皆さんの投稿でもご覧いただけます

お料理の詳細はRetty公式noteでもご覧いただけます

ドリンク提供でも感染症対策

感染症対策で大事なことに、他の方の飛沫がついたものを口にしないというものがあります。そのための工夫もしました。
入場パスにご来場者それぞれの識別番号を記入し、それと同じシールをお飲み物にも貼ることで「あれ?私のグラスはどっちだっけ??」っとなった時に自分のグラスを間違えないように工夫をしました。
同様のシールをフードのお皿にもご用意しました。
この方法は飲み間違い食べ間違えを防止するのに加えて、ドリンクやフードのロスを抑制する効果もあります。
ぜひ、ご自宅でもパーティーなどでも、目印を個人ごとに変えるなどの方法で使ってみてくださいね。

識別番号シールのお知らせ

また、会の冒頭でも「マスク会食」「手指のアルコール消毒」「回し飲みや直箸をしない」といった注意喚起も行い、安心して安全にイベントを楽しんでいただく工夫を随所にいれました。

会冒頭での注意喚起

Retty社員みずからおもてなしする意味

RettyNightではユーザーさんとRetty社員が直接交流させていただく機会を創出するのも、大きな目的のひとつです。
Rettyは他のサービスに比べ、利用して下さっているユーザーさんと、運営者である社員が近いスタンスで運営をしているサービスだという特性があります。

Retty殿堂入りTOP USERのあっくん

あっくんのYouTube

Rettyはユーザーさんにオススメの飲食店を投稿していただいて出来上がっているCGMサービスであり、ユーザーさんがいなければ全く成り立たないサービスです。
そんなサービスだからこそ、日頃からユーザーさんと交流ができるオフ会などを全国で開催しており、このRettyNightはその一番最上級と言っても過言ではないイベントです。

ユーザーさんとの交流で、ユーザーさんには「こんな人がサービスを提供しているんだなー」と親近感を持っていただき、私たち社員も「ユーザーさんはこういう思いでサービスを使ってくださっているんだ」とか「なるほどこういうところにサービス改善のポイントがあるんだなー」という発見をいただけるチャンスにもなっています。

ユーザーさんのことが大好きなRetty社員たち

社長をはじめ多くの社員自らおもてなしします

当日は入り口から社長含めみんなでお出迎えしました。代表の武田も首からRettyの代表であることがはっきりわかるパスを下げていて、イベントの最中も気軽に話しかけられるようにユーザーさんの近くに常におりました。実際に多くのユーザーさんが当日弊社社長にも話しかけてくださいました。
また、普段はユーザーさんにあまり会う機会がない社員も参加。社内あちこちの部署から総勢60名近いスタッフでおもてなしさせていただきました。

ユーザーさんと歓談する代表の武田

お土産も用意したい

せっかくイベントに来ていただくのだから、おうちに帰っても楽しかった余韻に浸っていただきたい。
そんな思いから、入場時に中でも着ていただけるTシャツや、手指消毒に使っていただきたいロゴ入りのアルコールスプレーなどをお渡ししました。

入場時にお配りしたノベルティ

お帰りのお土産にもなにかご用意したかった私は、自ら色んな企業さんにお願いをし、企業協賛という形でお土産をいっぱいご用意いただきました。多くの企業様のご協力で、袋いっぱいのお土産をお渡しすることができました。

welcomeシャンパンとご一緒に健康ドリンクも配布
ユーザーさんにお持ち帰りいただくお土産をセッティングするRetty社員

協賛はお食事やお飲み物でも

色々な食の好みのユーザーさんが来てくださるので、皆さんが1メニューでも良かったと思ってもらえるように様々なメニューを用意したいし、お飲み物もお好みなものを用意したかった。しかし、予算には限りがあるし、お店さんに「安くしてください!」というのは、飲食店さんとも共に生きているRettyとしては絶対言いません。
そんなときにも協賛という形で様々な企業さんが助けてくださいました。

今回、会場でのお食事でも10ブース中8ブースも協賛という形でご提供いただきました。
オージーラムの協会さんからはラムチョップに加えてRetty人気店のお店のお料理を2店舗分も。また、カルビーさんには絶品かっぱえびせんを、みんなのヨーグルトアカデミーさんというヨーグルトの普及をしていらっしゃる団体さんからはヨーグルトの美味しいデザートを。

オーストラリア羊肉のPR大使のラムバサダーのみなさん

また、お飲み物でもサントリーさんや日和商事さんからはお酒を。
会場にも直接来ていただいてお飲み物をご提供いただいた企業様もいらっしゃいました。
8ccoさんからはみなさんに人気のクラフトコーラとジンジャーエールを。

クラフトコーラ

また、わざわざ富山県から「羽根屋」でおなじみの富美菊酒造さんにも、会場までいらしていただき、日本酒を4種類もふるまっていただきました。
コロナ禍以前に日本橋の日本酒フェスで私が蔵の方にお会いした際に、Rettyのイベントにもぜひ出ていただきたいとお願いをし、やっとイベントを開催できるようになった今回、なんとご協賛という形で会に華を添えていただきました。

羽根屋さんブース

ユーザーさん同士が繋がれる施策

今回の入場パスには、ユーザーさんご自身のアイコンとお名前の下に、Rettyアプリ上で、そのユーザーさんのページで直接飛べるQRコードを設置しました。
そこへ飛ぶことで初めましてのユーザーさん同士でも、フォローしあっていただいて、今後もコミュニケーションをとっていただけるようにご用意しました。

Rettyユーザーの三石さんと宮本さんの入場パス

また、当日は会いたいユーザーさんをおつなぎする企画も。
入場時時にご来場者一覧のパンフレットをお渡し、今日お会いしたいのに会場で探せなかったユーザーさんを、会場内を海遊するマイクを持ったRetty社員がお呼び出しをし、巡り合えるような施策も実施しました。人数が多いイベントになると、なかなか会えないこともあるので、そんながっかりを少しでも減らしたいという思いからでした。

「会いたいあの人お探しします」の担当のRetty社員

ユーザーさんとお店さんと一緒にRettyを作っていきたい

今回ご来場いただきました多くのユーザーさんが「また次回のRettyNightも絶対来たい!これからも皆さんがお店を選ぶ際の参考になるオススメ投稿をがんばります!」と言ってくださいました。
本当にうれしいお言葉です。

Rettyは私たち社員だけで作っているメディアではなく、ユーザーさんの投稿があってはじめて出来上がっていて、素敵なお店さんの存在があって掲載コンテンツが増えていくメディアです。

3ヶ月に渡るRettyNight2022の準備は、これからも、もっともっとユーザーさんやお店さんと一緒になって考えて、みなさんの役に立つ、みなさんに愛していただけるRettyを一緒に作っていきたいと再確認できる期間でした。また、Rettyのことをもっと好きになっていただきたくて開催したイベントにもかかわらず、社員もより一層ユーザーさんを好きになれる素敵な瞬間でした。

乾杯の瞬間


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