1990年センター元年の法、政治学科の受験…
私はセンター試験元年の受験生であるが、当時の私立大学は参加をしておらず(ごく一部、たしか慶應の先生がお付き合いで慶應に枠があったか?という程度)
東京大学文科Ⅰ類と早稲田大学政治経済学部政治学科、法学部のどちらが難易度が高いか、という話があった。
私は社会科学科だったので、それより難易度は劣る
東大は4教科、早稲田は3教科である。先日亡くなられた中山美穂さんのドラマで「ママはアイドル」というものがあったが、その長男の第一志望は早稲田大学だった。その後の田中美佐子さん主演の「予備校ブギ」も第一志望が早稲田大学だった。
私が在学中に、大学近くの早稲田予備校でドラマ撮影をしていて見学に行った思い出がある。
4教科と3教科の試験の難易度を比較するのはナンセンスのような気がするが、当時の河合塾、駿台、代ゼミとも、東大と早稲田は同等か早稲田の方が難易度が高い、と判定していた。実際には早稲田には東京大学に行きたかったという学生が3~5割くらいいたようだが。私は早稲田一筋だから東大は関係ない。
早稲田は文系三科目(英語、国語、社会科)なのであり、東京大学は「数学が出来れば入れる」という扱いだったのである。
文系三科目は東京大学や早稲田大学を受ける生徒にはたいして差がない。早稲田大学はケアレスミスで落ちるというものだったから、早稲田の政経の方が東大文Ⅰ類より難易度が高いと思う。
受験監督もしたことがあるが、受験生が「あ、この子は間違えている」と気がつくこともあった。緊張して名前が書いていない受験生もいて、名前の書きもらしは指摘して良いことになっていた。