「やること」があるだけで、一日が有意義に過ごせる
二日ばかりほど、私以外の家族が所用で出かけ、私一人で留守番する場面があった。
一人でいるわけだから、当然作らなければ食事も勝手に出てこないし、また誰も起こしてくれるわけでもない。そういう訳で、彼らの留守中、いつも家族がやっているタスクをやることになった。
決まった時間に洗濯物干したり、来客があったら対応をしたり、一日三食を自分で調理したりetc. 楽をすることもできるが、その分の出費は避けられない。
今あげたような、たくさんのタスクをどのように処理すれば、いかに手順よくできるかを考える。ところが、イザ取り掛かってみるとそんな生易しいものではない。別に侮っていたわけではないが、どれ一つとったところで、それなりに手間と時間がかかるのである。
いつもなら、こういう時間はやれ「○○になったのはこれが悪いからだ」と、よしなし事を悶々と考えているのだが、このときは、そういうことを思い浮かべる暇はなかった。
てんやわんやで、あっという間に2日間が過ぎていった。結果として外食をするなどのズルを一切せず、自力で乗り切ることができた。
自身の家事能力の確認も含め、無駄なときが存在しない。むしろ、メリハリがつき、一日がとても充実していた。
適度にタスクがあるだけで、等しく流れているはずの24時間がこんなにも違うのかという事を痛感したのである。
改めて、「やることがある」ことの大切さを学んだ。
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