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アマチュアバンドマンの心得

昨年まではほとんどオリジナルバンドしかやったことがなかったけど、今はL'Arc〜en〜Cielのコピーバンドでギターを弾いています。これはこれで楽しい。

かつてはもちろんプロを目指して活動していましたが、それは叶わなかった。しかし、アマチュアだからと言って気を抜くことはできない。今回は、自分がどんか心構えで音楽活動に向き合っているかを語ってみる。

プロとアマの違い

「プロには敵わない」とか、「自分はアマチュアだから」という考え方はしません。一般にプロとは、それを生業としていることなんだろうけども、広く捉えればお金取ってパフォーマンスを見せるという時点でプロと同じです。お客さんはチケット代を払ってライブを観るということに変わりありません。もっと言うと、大好きなアーティストのライブ2時間半くらい見て1万円。下手くそでつまらないアマチュアの演奏をライブハウスで30分観て3000円。どちらがお得感があるか? イベント全体を楽しめるという人にはおトクだけども…

少なくとも、お金と時間を割いて足を運んでくれるお客さんに失礼なライブはしてはいけない。「練習不足だから間違えたらごめん」とか「何も考えていません」みたいなのMCで言う人がいるけど、ダメですね。それを言ってはいけない。

そして、ライブを観てくれた人に何らかの影響を与えられればいいなと思っています。楽しかった!元気が出た!でもいいし、同じミュージシャンから参考になった!とか言われるのでも、何でも良いんです。

もちろん楽しく

とはいえ趣味の範疇ではあるので、当然楽しくなければいけません。多くの人が嫌な仕事も仕方なくこなしている日常なのと同じで、仕事で音楽をやる人は楽しくない事もたくさんこなしています。華々しく見える世界ですが、それはほんの一部であって、大変な事、嫌な事をたくさんこなしています。楽しくない演奏や、絡みづらい先輩とも上手くやって行かねばなりません。音楽をビジネスにする場合、アーティストや曲は商品で、売れなければ意味がありませんから、自分の目指す方向性と違うこともします。

逆にアマチュアは楽しくなければ辞めたっていいのです。

だからこそ、やるからには真剣なんですが。

常に向上心を

最初に挙げたこととリンクしますが、技術的な面でプロとアマチュアに明確な境界線はありません。下手くそなメジャーアーティストはたくさんいるし(失礼w)、物凄い演奏力のあるアマチュアも腐るほどいます。音楽の世界でプロとして生計を立てるまでやっていけるような人は自分を魅せる力、それをプレゼンする能力、コネクションなど、演奏力以外の要素も持ち合わせていて、場合によっては演奏力よりそちらが勝る場合もあるのです。

技術的な部分について、アマチュアだからプロには敵わないなどと思う時点で自ら可能性を閉ざしていることになります。

長いスパンで、僕は最終的にはプロフェッショナルと言えるぐらいの演奏技術、作曲能力を身につけたいと考えています。その「プロフェッショナル」の基準やライセンスはありませんが、自分には明確な目標があります。

高校時代の同級生で一緒にコピーバンドからスタートし、成人してからもオリジナルバンドを続けていたベーシストの友人が現在プロのジャズ演奏家として活躍しています。ジャズのライブやミュージカルなど、多方面で演奏の腕のみを生業としています。数年前に久々に2人でライブをしましたが、それは僕の土俵でした。僕の曲を中心にアコースティックで。しかしゆくゆくは彼の土俵で、インストのライブをやってみたい。今は全くそちら方面の技術がありませんが、いつかやってみたい。それが目標です。プロフェッショナルな彼とライブで、音で会話が出来るぐらいになりたいんです。

コピーもいいけどオリジナルも

以前書きましたが、音楽活動の中で最も尊い行為はオリジナルを作ることだと思っています。どんな内容でもレベル問わず、自分の作品を人に発表するということは最もチャレンジングで、クリエイティブで向上心あふれる行為だからです。

「ミュージシャン」と「アーティスト」の違いと言っていいかもしれません。

自分はそこも磨いておきたい。そう考えています。

きちんとした生活を

まーこれは音楽と直接関係ありませんが、よく「バンドマンはヒモが多い」とか、「バンドマンと付き合ってはいけない」みたいに思われがちですが、そう言われないよう人格は守りたい。

いつも正直で、誠実さを失わないようにいたいと思います。

いかがでしたでしょうか。もちろんこれが全てではないし、音楽に対するスタンスは千差万別だと思いますが、とにかくまっすぐに向き合って行きたいと、まとめるとそれだけかもしれませんね!

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