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ブッダの智恵でいろんな人を幸せにしたい!「目からウロコの東洋哲学」主催・中村真與さん

仏教の教え、ブッダの智恵から人生を豊かにする社会人サークル「目からウロコの東洋哲学」を主催され、福岡市でカフェ会を多数開催されている中村真與(まよ)さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:茨城県
活動地域:福岡市
経歴:大学在学中に、仏教サークルと出会い、そこから仏教の智恵を学び始める。カフェ会をしていた先輩に影響され、大学卒業後、ブッダの知恵を学ぶ社会人サークルで茨城、大阪にて活動。4年前に福岡に引っ越し、福岡でも同様のサークルを主催している。
現在の職業および活動:福岡市のカフェで社会人サークル「目からウロコの東洋哲学」のカフェ会を週3~4日主催。また、2019年2月より「学びのカフェ天神」にて講師も行う。
座右の銘:利他の心

ブッダの教えを九州全土に拡げたい!

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

中村 真與さん(以下、中村※敬称略)
2600年前から、ブッダは本当に良いことを教えてくれているんです!
とにかく、いろんな人と繋がって、仏教に出会っていない人達に、ブッダの教えに出会ってもらいたいと思っています。
今は福岡中心に活動していますが、この輪を広げていって、いずれ九州全土に広げていきたいです。熊本や鹿児島にも友達がいるので、その友達とも協力して活動を広げていけたらいいなと思います。
九州各地のそれぞれの地域に、そこで中心にやってくれる人がいて暖簾分けのようにできたらいいですね。発信していく中で、自分の地域でもやりたい!と声をあげてくれる人がいたら、まずはそこからと思っています。やりたい意思がないと継続は難しいですからね。

10年前から活動していて、参加した方々がすごく喜んで下さり、人生が変わった、すごく楽になったという方を何人も見ているので、もっともっといろいろな人達にシェアしていきたいです。
そして、良いと思った人は、他の人にも伝えたいと思うので、口コミのような形で自然と拡がっていっけたらと思っています。

まず今年は久留米を形にしたい

Q2.その夢やビジョンを実現するためにどんな目標計画を持っていますか?

中村:具体的なプランはないです。計画は立てないタイプなんですよ。時代も変化していくし、自分も変化し周りも変化していくので、具体的なものは決められないんです。ただ、こういう活動はずっと続けていきたいと思っています。
向こうから縁のある方がいらっしゃるか、自分から動くこともありますが、その時にあった自分ができそう!と相手もできそう!と思えたことを、試しながらやっていきたいです。
具体的なものはないですが、今年は久留米でやりたいという方がいたので、今年いっぱいで形にしたいなという思いはあります。

あと今年始めた活動としては、学びのカフェ天神で講師として立つことになったので、そこから嬉しい繋がりもでき、新たな動きができるかもしれないと思っています。

「自利利他」の仏教精神で!

Q:現在どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

中村:利他の精神で、喜ばれるようにという思いで活動しています!
仏教に「自利利他」という言葉があります。「利他」というのは他人を幸せに、「自利」というのは自分を幸せにするという意味ですが、この二つの言葉はセットで切り離せないんです。利他をすれば必ず自利になるし、自利をすれば必ず利他になるという仏教精神です。
仏教の教えの中でも、特に感銘を受けた言葉なので、この精神を大切にしたいです。
自利利他の反対で「我利我利(がりがり)」という言葉もあります。
私たちの本性を良く見つめていくと、我利我利の心しかないんです。でもそういう私であると、幸せになれないですし苦しい。結局自分も損するし相手も幸せにできないんです。
自分の弱いところを見つめ、弱い心を認めつつも向き合っていきたいですね。

三尺三寸箸の話をご存知ですか。
地獄では、自分さえ食べれればと思っていると、自分も相手も食べれないでみんな苦しむんです。一方極楽の住人は、まず相手に食べてもらい、ありがとうございますと次に自分にも食べさせてもらい、互いに手を差し伸べみんな幸せなんです。
基本的には利他でいたいと思っていますが、人間はみな我利我利と利他の心を両方を持っています。
我利我利である私が、少しでも自利利他の精神で、種蒔きさせて貰えることはないかな、何かできることはないかな、という思いで活動しています。
幸せの花が咲くように、幸せの花の種を蒔いていきたいですね。

“なぜ生きる?”という問いを学ぶ

Q4.そもそも夢を持つきっかけにはどんな出会いがありましたか?

中村:大学は数学を専攻していたのがあり、古典や文学には興味はありませんでしたが、サークルで大学OBの先輩を呼んで、「なぜ生きるのか?」をテーマにした勉強会をした時がありました。
その勉強の中でブッタの教えを知るようになり、内容もとても面白いと思ったのがきっかけですね。私自身もブッタのことを知れてよかったと思っています。

「なぜ生きるのか?」のテーマに興味を持ったのも大学受験の時に論文の対策で、尊厳死とか安楽死をテーマにして、どう思うのかを書けるようにと勉強しました。
受験でもあったのですごく考えたのですが、尊厳死などは「延ばせる命を伸ばさないような選択をしたら、医療の意味価値は何だろう?」とか「元気な人なら生きる価値があるのか?」「元気じゃないと生きる意味がないのか?」と色々考えました。でも考えましたが、わからなくなることが多かったです。そこから、「何をするために生きていくのか?」それを知りたい気持ちになりましたね。「何のために」があって生きるのと、なくて生きているのでは人生が違うと思います。
その疑問もあったので、「なぜ生きるのか?」を考える勉強会の中でのブッタの教えが面白かったんでしょうね。

父との関係から自分の生きる意味を考えていた

Q5.「何のために生きていきたいのか?」という問いを持つ背景には何がありましたか?

中村:父の影響が大きかったと思います。私の家族は4人家族で、父、母、弟がいます。母はおおらかだったのですが、父は早くに両親を亡くし、1人で苦労してきたのがあるので、子どもに対しても厳しい一面がありました。私が長女というのもあり、長女としてこうなるべきというのがあったかと思います。
その父の厳しさを感じていたのがあり子どもながらに、「どうしたら父から愛してもらえるのだろうか?」「私の存在意味はなんだろう?」と考えることが多かったと思います。
今でこそ父とは仲はいいですが、その当時はずっと自分は頑張っていないと存在できないのかと悶々としていましたね。でも父ともブッタの教えを話をすることで関係性も変わってきたので、とても嬉しいです。
これからまだ知らない人にはブッダの智恵に少しでも触れていただいて、本当に人生が変わるのを経験してもらいたいです。
「目からウロコの東洋哲学」
というのをやっているので、ぜひ一緒に学んで欲しいと思います!!

記者:お父様との関係性から、「なぜ生きるのか?」という本質的問いに向き合っている姿勢はとても素晴らしいと思いました!本日は貴重なお話、ありがとうございました!

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中村さんの詳細情報はこちらです↓
●Facebook
https://m.facebook.com/mayo.nakamura.779
●学びのカフェ天神
https://www.fukuokawoman.jp/tag/★中村真與先生
●HP
https://fukuoka.japan-buddhism.com/


【編集後記】
今回、インタビューした重松、清水です。

「なぜ生きるのか?」誰もが一度は持つであろう質問でもあり、でも日常では意外と向き合うことも少ない質問かと思います。哲学的質問に向き合い、多くの人のその大切さを伝える中村さんの姿勢に感動しました。
これからの活動も応援しています!

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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。



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