ラジぽて縁結び BREW-UP 第8回放送2021.8.20
「ICTを利用した街の魅力の発信と地域の活性化」をミッションに活動しているNPOカワゴエ・マス・メディアさんとコミュニティFM局ナナコライブリーエフエム(周波数77.5MHz)で番組「ラジぽて縁結び」を一緒につくらせていただくことになりました。
サブタイトルはBREW-UP、毎月第一、第三金曜日の21:30からの30分番組です。埼玉・狭山出身のマルチタレントの大野 ひろみさんと一緒にパーソナリティを務めます。毎回2曲を僕がセレクトし、地域をテーマにお話ししてきます。詳しくはこちらをご覧ください。
https://koedo.info/210329nanako/
https://koedo.info/aboutus/
視覚情報のない音声メディアもいいものです。特にラジオは、マスメディアなのに、one to oneなパーソナルな雰囲気があるのが不思議です。
蝉の声
夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声はいいですね。日本人の間で音の記憶として共有されている、四季の明瞭な日本ならではの時を示す音風景であり、文化であるとも言えます。
時期:8月後半~9月初旬。分布:北海道・本州・四国・九州・トカラ列島。「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ…」をリズミカルに繰り返す。街中をはじめとして、低山地まで生息する。世界的にも極めて複雑で音楽的な鳴き方をするセミ。日中によく鳴く。サクラやカキなど、多くの樹林で見ることができる。NHK for Schoolより https://www.nhk.or.jp/citizenlab/semi/zukan_a_6.html
こうした世界の音風景をそれぞれの地域の人達が、他地域の人達に伝え体感させるような旅が出来る世界が早く戻ってくることを願ってやみません。
時鐘江戸俤(ときのかねえどのおもかげ)
夏の風景として思い浮かべるのは、川越のアイコンである「時の鐘」の上に沸き立つような入道雲の青空です。四季それぞれに特徴的な日本の空は、雲を表現する言葉も様々にある日本人の感情表現の発露でもあるわけですが、2021年の現代に、そうした入道雲の川越の空にそびえる時の鐘の風景画が、本物の浮世絵として誕生しました。絵師が描き、彫師が版を彫り、摺師が刷るUKIYO-E PROJECTによるこの浮世絵にインスパイアされたコラボレーションビールも生まれました。
"使う"に自由を。
そんな入道雲がもくもく上がる夏の日のアウトドア・アクティビティにも最適な、落としても壊れない、最近僕のお気に入りのグラスがあります。ガラスと同等の透明度を持つシリコーンゴムでできたこのグラスは、「"使う"に自由を。」ブランドコンセプトにかかげるKINJO JAPANが開発したまさに日本のものづくりが体現されたもの。例えばBBQに、ビールやワイン、そしてジュースなどなど、大人からこどもまで、壊れず長く使い続けることができるサステナブルな一面も特徴です。
夏の果実
埼玉の果物?と聞いてもあまりイメージがわかない方も多くいらっしゃるかもしれませんが、果物の栽培も実は盛んです。
埼玉の夏の果実といえば梨。埼玉では幼少期におやつに梨を向いてもらい食べたような、共通の原体験がある方も少なくはないのではないでしょうか?まさに産地ならではの経験です。埼玉県東部地域の白岡、久喜、蓮田などは大きな梨の産地ですが、西部であれば東松山、北部では上里や神川は梨の栽培が盛んで、埼玉全体の梨の生産高は全国第7位でもあります。
強い香りや個性の強いものではありませんが、よく冷やして瑞々しく甘い梨はとにかく美味しい。
COEDOビールでは、醸造所の周辺の梨園と協働し、梨を副原料に毎年つくられるフルーツビール「夏果-Natsuhate-」も梨の産地埼玉ならではの取り組みです。
もう一つは、川島町で栽培が盛んなイチジクがあります。イチジクは、漢字では無花果と書きますが、花が無いわけではなくて、花が外からは見えないことから。中国語がそのまま日本語に導入されています。そんな川島町からは、B品のイチジクの利活用について相談を受け、加工品としての方法論についてご提案させていただいたことがあります。
実は葡萄に限らず果物を発酵させてアルコール飲料にしたものが果実酒=ワインです。そしてこの果実酒を蒸留し楽しむお酒があります。ブランデーです。ブランデーというと葡萄由来のフランスのボルド―地方産のコニャックが有名ですが、果実酒にリンゴや洋ナシなどの様々な果物が原料として使用されるように、やはりブランデーの原料も葡萄だけではありません。フランス語では、ブランデーのことをオードヴィ(eau-de-vie)と呼びます。命の水という意味です。ちなみに蒸留とは、アルコールの沸点が78℃と水よりも低いことを利用し、熱をかけて先に揮発するアルコールを回収する技術のことです。果物の香りがギュッと抽出されているオードヴィ。カクテルベースとしたり、食後酒としてそのままストレートでキュッといただく。
その後、僕も設立にかかわっている千葉の大多喜にあるMitosaya薬草園蒸留所に川島町で栽培されているイチジクが送られ、オードヴィをつくることは毎年の季節の定番となりました。
ON AIR SONGS
青葉市子さんを知ったのは、さいたまスーパーアリーナのジョン・レノン・ミュージアム跡にイベントスペースTOIROができたときに、こけら落とし公演として開催された『TOIROCK FES 2012』でした。クラシックギターとファルセットの歌声が紡ぎ出す美しい世界観に引き込まれました。
もう1曲はOMARの1990年発表の珠玉のクラシック。30年たった今も変わらず好きな1曲です。僕にとっての初めての海外だった90年代初頭のロンドンの思い出がフラッシュバックしたりする。
青葉市子「 Dawn in the Adan」
Omar「There is nothing like this」
視聴方法
【ラジオで】
FM周波数77.5MHz(朝霞、新座、和光、志木、およびその周辺地域)
【PCで】
サイマルラジオ http://www.simulradio.info/ (現在は、CLOVER MEDIAと表記)
リスラジ http://listenradio.jp/
【スマホで】アプリをダウンロードしてください(IOS/Andoroid対応)
リスラジ
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