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ウォーターフロントシティ FUKUOKA

2019年4月10日(水)
VJ、映像演出、Webクリエイターを手掛ける起業家の吉田拓巳氏が、福岡青年会議所の「4月度講師公開例会」の講師に招かれると聞いて、このような機会は滅多にないと思い、講演会場に足を運びました。


講演タイトルは、『福岡を世界に誇れるウォーターフロントシティへ』。
彼は、この場でどのようなことを語ってくれたのでしょうか?

その前に。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、吉田氏は昨年、未来の移動体験配車サービス「nommoc(ノモック)」という会社を設立。
(昨年の)クラウドファンディングでの資金調達(5000万円)後、福岡での実証実験を通して、2020年のサービス開始に向けて、彼は新たな挑戦に挑もうとしているのです。

本題に戻ります。
講演内容は、彼のこれまでの経緯(起業に関する)、携わってきた事例(コンテンツ)の紹介を通じて、講演タイトルである『福岡を世界に誇れるウォーターフロントシティへ』を彼なりの持論を語っていくという内容でした。


空港、港から市街地への交通アクセスが、世界の主要都市のなかでもトップクラスの福岡市。
近年、コンパクトシティとして成長し続けているこの街(福岡市)で、行政を含め、新たな可能性を見出そうとしているプロジェクトがあります。


ウォーターフロント地区再整備事業


ウォーターフロントシティの再開発(注1)です。

「ウォーターフロントシティ」とは?
ウォーターフロントとは、文字通りには「河岸、海岸通の土地、水辺」といった意味ですが、「過密化する都市の新たな開発区域としての港湾、臨海部」を指して使われている。
日本のウォーターフロント開発の始まりは、兵庫県神戸市のポートアイランド(1981年)。ポートアイランドは、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフなどのウォーターフロント開発の成功事例を参考にしてつくられた人口島で、神戸ハーバーランドといった港湾施設の再開発とともに現在のウォーターフロントブーム(注2)の先人的な役割を果たしています。
海外の事例で言えば、上海の外灘(ワイタン)だったり、シンガポールのウォーターフロント・プロムナードなどがあります。

福岡市も、ベイサイドプレイス博多シーサイドももちマリノアシティ福岡といった港湾施設が揃っているウォーターフロントシティですが、行政主導の再開発の件も踏まえて、吉田氏は「まだまだ開発の余地があるのでは?」と提言。
彼なりに、福岡の都市開発に関われること、活かせるものがあったのでしょう。今後の彼の動向が気になります。

諸事情により、(講演内容を)事細かくお伝えすることは出来ませんが、この例会で初めて吉田氏を知った方、彼のお話が聴きたくて会場に足を運んだイノベーターの方々たち含め、参加された皆様にはいい刺激となったと思われる例会(講演会)だったでしょう。

吉田氏の今後の活躍に期待します。

※注1→福岡市では、「ウォーターフロントネクスト」という名の再開発プロジェクトが発足されています。
※注2→東京ディズニーリゾートもウォーターフロント開発に含まれていました。

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