見出し画像

Family favorite food【食欲の秋】

2016年12月29日(木)
コモリ家の食事情を揺るがす大事件が発生した。

『一竜軒』の閉店。

画像1

私が最後に食べに行った(注1)のが、2019年3月12日(土)。
ご無沙汰してたので、年明けには食べに行こうかと思ってた矢先の出来事に、

震度6クラスの打撃ショックを受けました。

ご存知のない方に、『一竜軒』の簡単なご紹介を。
1966年(昭和41年)、福岡県北九州市小倉北区(南小倉駅近く)でラーメン屋を開業。豚骨と鶏がらを使った本格的なとんこつラーメンを提供していた『一竜軒』は一躍北九州市の人気店となる。
小倉育ちの嫁さんは幼少の頃に初来店。
「くちゃいくちゃい!」と鼻をつまみながら“大盛りラーメン”を食べてたとか(本人談)。

その後、諸事情により1989年に閉店。
しばらくして店主の地元佐賀県唐津市で再び開業し、移転後もラーメンファンから絶大な支持を受け続けてきましたが、2016年12月29日に惜しまれつつも2度目の閉店となったのです。

画像2

2014年9月から201717年7月まで西日本新聞特集面で連載されていた「ラーメンのれんのヒストリー」という記事にも掲載されていました。
(2015年3月5日付 西日本新聞朝刊に掲載)

『ラーメン記者、九州をすする/小川祥平:著』は上記記事(全60回の中から選んだ53店舗を紹介)を単行本化したものです。
さすが新聞記者!と思わせる内容の記事に、一般的なグルメガイド本とは違った内容で読み応えあります(ラーメンファン必見!九州ラーメンの歴史が詳しくなるかも!)。

画像3

私も嫁さんと結婚後定期的に訪れ、美味しいラーメンをたくさんいただきました。来店する度に“持ち帰りラーメン(注2)”もたくさん買って自宅でも美味しくいただきました。
私の娘(10歳)も、母親のお腹の中にいる頃から(注3)食べていた、生粋の一竜軒っ子(?)です。

画像4

twitterでも呟いていたんですね(笑
投稿時の写真は、持ち帰りラーメンを自宅で食べた時のもの。
昼はお店で食し、夜は自宅で食す行為(身体に悪そうだな)を10年近く続ける程、コモリ家の“Family favorite food”となったのです。
(嫁さんの影響なんですけどね)

それにしても、お店の閉店を知った時の衝撃は大きかった。
『一竜軒』の代わりになるお店を捜す旅に出るのか?嫁は?(注4)と家族会議に掛けられるほどの破壊力でした。


が、


しばらくして、コモリ家、いや、九州のラーメンファンに朗報が。
『一竜軒』のDNAを受け継いだラーメン屋(注5)が2店舗オープンするという情報が入ってきたのです。
翌年の2017年3月初旬に麺の納入業者だった方が『竜里』というお店を『一竜軒』跡地にオープン。
同月25日に、『一竜軒』で修行をしていた(最後の)お弟子さんが、『一光軒』という店を唐津市相生町にオープン。

その2店舗のおかげで、コモリ家は受け継がれた味を堪能しております。
つい先日も持ち帰りラーメン(一光軒側)をしっかりいただきました

画像5

これからも、『一竜軒』ブランドのラーメンを食べ続けていきたいと思っております。

以上、書くンジャーズ日曜日担当のコモリが、今月28日にApple store 福岡天神の新店舗OPENを理由もなく期待しつつ、41週目のテーマ【食欲の秋】について書かせていただきました。

※注1→嫁は3月12日以降に食べに行った模様。
※注2→生麺、紅ショウガ、ネギ、チャーシュー、醤油の空きボトルに入ったスープのセット。
※注3→嫁さん妊婦期、食事制限の宣告を受けていたんですが、禁断症状に耐えられず、内緒で一人で食べに行ったとか。嫁恐るべし。
※注4→嫁は一竜軒が唐津に移転オープンしてたことを2006~2007年頃まで知らなかったらしく、それまでの間ラーメン行脚を続けていたとか。因みに、私はそんな旅に出ません(笑
※注5→北九州市小倉北区にお弟子さんが営むラーメン店『一真軒』含む『一竜軒』をリスペクトした店舗が福岡県内(主に北九州地方)複数店舗存在するらしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?