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変わりゆく田舎の風景

大晦日に実家に帰って今日で早くも6日。明日には東京に帰る予定だけど、久しぶりに1週間も地元で過ごした。

犬の散歩ついでに近所を歩いたり、車で移動がてら街の様子を眺めていたけど、以前と比べて少し変化があったので、書き留めておく。

ちなみに、自分の地元は北海道の岩見沢という街で、人口は8万人程度札幌から1時間程度の距離にあり、冬は豪雪地帯として有名で、最近では冬になると全国放送のテレビで目にすることも多い。そんな街である。

変化その1. マンションが増えてきた

まず大きな変化として、昔からあった戸建てや空き家がなくなり、新しくマンション・アパートが増えた。親に話を聞くと、どうやら札幌の業者が土地を買い、そこにマンションを建てているらしい。

最初はどこにそんなニーズがあるのかとおもったけど、今、札幌は土地が高騰しているらしく、向こうでは土地や建物を買うことが出来ない人が、電車や車で通える距離にある岩見沢に住む人が増えているようだ。

実家のすぐ隣もマンションが建てられていて、正直圧迫感がすごい。街としては住民が増えた方がいいんだけど、少しだけ複雑な気持ちになった。

変化その2. 中心市街に新しい店が増えてきた

また街の方では、他の地方と変わらず数年前から郊外に大型の商業施設ができたことで、中心市街はかなり閑散としていたのだけれど、そこに少し変化が起きたかなあという印象があった。

具体的には、元々チェーン店などのテナントが入っていたスペースに少しづつ新しいお店が増えてきたように感じた。大学進学や就職などで、一度は地元を離れたものの、家庭の事情や諸々の都合などで再び岩見沢に帰ってきた同い年くらいの世代、または、元々は別の地域に住んでいたが、最近移り住んできて、新たにビジネスを始めるというケースが多いのかなと。

確かに、そこまで家賃が高いわけではないだろうし、人口はそれなりに安定していたりもするから、ターゲットを絞れば生活するだけの稼ぎを得ることは出来なくもない気がする。

どちらにしても、見る度にどんどんとシャッターが閉まり、ただただ空白のスペースが増えていた一時期に比べれば良いことだ。

大学進学で上京してから、帰省する度に、衰退していく一辺倒に見えた地元だけど、またこうして新しい変化が見られるんだなぁと、今はただ少しだけ不思議な気持ちを抱えている。

今年からは北海道で過ごすことも増えるし、地元で何かやることも出てくるかもしれない。これからは「自分ゴト」として、この街に変化を起こしていきたいなと思います。

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