だれよりもいじわるな人になりたい
時折思い出す、悔しくて涙を流した事。それはふとした瞬間、何気ない空間で。
小学校の頃いじめを受けていた。今となって考えてみれば大層な事ではないが、当時の自分にとっては、まるで積み上げた何かが崩れるような不思議な感覚、そして悲しみに近い怒りを覚えている。
全てが許せなかった。長期入院せざるを得なかった状況、入院するまで仲良くしていたのに急にいじめたAくん。そして何より許せなかったのは"いじめられている自分"だった。ときにいじめられる理由が欲しくていじめっ子を助けたりもした。今