しげたろう

自分の思ったことを気のむくままに。

しげたろう

自分の思ったことを気のむくままに。

最近の記事

意味忌み編み

こころ、なんて言葉がある。こころは幼い頃はよく=心臓と捉えられがちだが、あくまで血液を全身に送るの器官であって感情が生まれる場所ではない。 でも不思議な事に嬉しければ心が飛び上がるように跳ねているような気がするし、悲しければキリキリと締まるような気もする。生きることだけを考えれば不要な機能なのに人間の身体って面白いなーと思う。 *** 先日、自分がやっていないことに対して懐疑的に捉えられることがあった。 驚きと共に腹の中に落ちるものがあった。例え僕自身がそんな事ない、

    • 幼稚園の頃の夢は「地球を平和にすること」だった。 卒園アルバムをめくり、自分のページで手を止める。周りの夢を見てみるとゲームクリエイターや消防士、ケーキ屋さんなど自分がなりたいものを皆書いていた。 思い返せばこうしたい!と思ったことはあれどこうなりたい!と思ったことはあまりない。 *** ここで多くは語らないが、僕の夢は形は変われど、大きくは変わっていない。人に夢を聞かれた時に嬉々として話していた時期もあったが、今ではなんとなく気恥ずかしく、誤魔化してしまう。誤魔化して

      • 今年の目標

        ◯本来的な意味でコスパを考える この言葉を使うときは大抵コストの安さに偏っていて実際のパフォーマンスはあまり考えられていない気がする。これは物だけに限らず、効率ばかり考えて全力を出せない自分になりつつある。 対費用効果的な視点から良い物を選ぶ癖をつけたい。 ◯人生の中期的目標、短期的目標を定める 人生における長期的目標は決まったので、そこに至るまでの目標をさらに立てる ◯自己完結しない 考えていることや思ったことはたくさんあるけどあまりアウトプットする癖がない。考え方がか

        • 優柔不断

          決断をすることが苦手だ。 服を買う時も何店か巡って最初の店に戻るなんて事はザラだし、外食に行った際も目移りしてなかなか何を食べるか決められない。 人間関係でもこの傾向は強い。 友人と遊ぶ時も気まずくなってしまったらどうしよう、断られてしまったらどうしようなどと考えてもしょうがない事ばかり頭に浮かんでしまう。 自分から何か連絡を入れるとなれば文字を打っては消しての推敲を無限に繰り返す。 正直な話、繰り返す1日の1シーンならそこまで悩む話ではない。問題は「特別な決断」に置いて

          苦しみは今か、それとも

          歳を重ねるごとに、「現在」よりも「未来」に一喜一憂する機会が増えた。 これを乗り切れば休みだ!とか明日は仕事だ!なんて言葉をよく聞く限り、この傾向は自分だけではないのだろう。なんなら、「現在」から目を背けるために行動しているような気すらしてくる。 これは、痛みによく似ている気がする。   傷を受けた痛み____つまり、「現在」の苦しみは時間の経過と共に治癒されてゆく。当然、負った傷が深ければ深いほど致命傷になる。後遺症が残ることもあるだろう。 それでも適切な処置や時間さえ

          苦しみは今か、それとも

          今月よく聞いた曲_2020年4月

          ※歌手名・曲名リンクになってます 君島大空「向こう髪」 確実に今月1番聴いた曲。歌詞といいメロディーといい辛くなるほど響きすぎる。遠視のコントラルトで存在は知っていたがあまり好みの曲ではなく、なんとなーく避けていた。もったいないことしてたな。 東京事変「永遠の不在証明」 本当に復活するとは思わなかった。疾走感がある中jazzyな丸みや雰囲気を重ねていてvery good。曲停止からのピアノ旋律にも唸ってしまった。 Stuck in November 「Polyrhyth

          今月よく聞いた曲_2020年4月

          使い捨ての笑顔はもうたくさんだ

          嫌なことを拒絶することが苦手だ。 なんとなく恥ずかしいことのようで、はたまた何かが壊れるようで。好かれたい訳じゃないけれど嫌われたくないから使い捨ての笑顔で自分をすぐ誤魔化してしまう。 最初は優しさのつもりが、いつしか自分の中で義務になっていた。まるで薬物だ。気づくと摩耗した心と腐りきった善意だけが残っていた。 でも。僕は幸運だ。 苦しみの原因に気付ける環境がある。変わりたいと願う意志がある。変わるだけの体力がある。そして、多くの時間がある。 笑うことで痛みをうやむや

          使い捨ての笑顔はもうたくさんだ

          今月よく聞いた曲_2020年3月

          ※歌手名・曲名リンクになってます。 浦上想起「芸術と治療」 多録系の曲でも群を抜いて良い! 粒度の細かい音に絡む自然の音が心地良い。歌詞のテーマも面白いので、興味があればぜひ。 たみ「ぼくは悪魔でも」 甘酸っぺえ〜〜〜〜 今までも、そしてこれからも経験することのない青春が詰まっている感じがする。プロっぽくない歌いかたがむしろ素直で響く。 婦人倶楽部「旅とフェリー」 根が田舎者だからか、こういう渋谷系popのキラキラ感はいつ聴いても胸が躍ってしまう。この曲が好きならピ

          今月よく聞いた曲_2020年3月

          詩_2020年3月_背景

          だいぶ野暮だけど、将来自分が見た時思い出せる用に。 ・2億の素材で1ドロップのクソゲー 有名なトロッコ問題に関するプレゼンを見て思いついた。 この世に生を繋いでいる時点で命を値踏みしているのに、対象が生まれた人間になっただけで正義か否かになる構造がとてもグロテスクだなーと。そんな構造をゲームのアイテム生成になぞらえた。 ・ここまでキックボードって本当? 1フレーズだけ言葉を切り取ると色々なドラマを想像できる。 シチュエーションは?距離は?誰が? 過多になりがち

          詩_2020年3月_背景

          詩_2020年3月

          無季自由律俳句・2億の素材で1ドロップのクソゲー ・ここまでキックボードって本当? ・ぼくはみずうみ きみはつき 短歌夜明けて 最後に結ぶ 絆創膏 傷が塞がり 夢も終わる できあいと 笑ってくれた チョコレート 走って探した 白のタイツリソウ

          詩_2020年3月

          幸福な喪失

          昨日は人生で初めて結婚式に参加した。結婚したのは大学で所属していたアカペラサークルのY先輩。 結婚の報告を受けた時、凄く幸せな気持ちになった。それと同時にどこからか少し寂しい気持ちも生まれてきた。小さい頃から漠然と結婚=HAPPYなイメージがあったので凄く不思議な感覚だった。 今思い返すと、結婚を当事者からのイメージで捉えた事はあれど第三者者から捉えた事はなかった。視点の違いになにか原因があるのだろうか。 --------------------------------

          幸福な喪失

          だれよりもいじわるな人になりたい

          時折思い出す、悔しくて涙を流した事。それはふとした瞬間、何気ない空間で。 小学校の頃いじめを受けていた。今となって考えてみれば大層な事ではないが、当時の自分にとっては、まるで積み上げた何かが崩れるような不思議な感覚、そして悲しみに近い怒りを覚えている。 全てが許せなかった。長期入院せざるを得なかった状況、入院するまで仲良くしていたのに急にいじめたAくん。そして何より許せなかったのは"いじめられている自分"だった。ときにいじめられる理由が欲しくていじめっ子を助けたりもした。今

          だれよりもいじわるな人になりたい

          今月よく聞いた曲_2020年2月

          挫・人間「一生のお願い」 https://youtu.be/dlAdMpJRC_A 最近ずっと聴いてる。メロディーのポップさと歌声がアンマッチで隠キャの青春感が凄い(褒めてる) 売れ線っぽい声色が歌えば全く違う曲に見えるんだろうな。 ※この曲が好きなら挫・人間「今までお世話になりました」も絶対ハマると思う。 松木美定「実意の行進」 https://youtu.be/iMcyKK89uRI 大学まであんま聞いてなかったlofi系。そんな自分がハマるきっかけになった

          今月よく聞いた曲_2020年2月