使い捨ての笑顔はもうたくさんだ
嫌なことを拒絶することが苦手だ。
なんとなく恥ずかしいことのようで、はたまた何かが壊れるようで。好かれたい訳じゃないけれど嫌われたくないから使い捨ての笑顔で自分をすぐ誤魔化してしまう。
最初は優しさのつもりが、いつしか自分の中で義務になっていた。まるで薬物だ。気づくと摩耗した心と腐りきった善意だけが残っていた。
でも。僕は幸運だ。
苦しみの原因に気付ける環境がある。変わりたいと願う意志がある。変わるだけの体力がある。そして、多くの時間がある。
笑うことで痛みをうやむやにするのはやめにしようと思った。
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