SmartHRでのPMMの役割
こんにちは、SmartHRでプロダクトマーケティングをやっているshigeです。
今までPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)に関する記事をいくつか書いたりしてきました。
今回はSmartHRのPMMがどういうミッションを持ち、なにをやっているのかを書いてみたいと思います。
事業成長に寄与する役割
先日発表がありましたが、SmartHRはARR150億円を突破しました。
記事中にありますが、SmartHRを利用する有料顧客のうちタレントマネジメント機能を利用する顧客の割合は30%となっています。
祖業として労務管理があり、第二の柱としてタレントマネジメントを立ち上げてきましたが、ARRはかなりの規模になってきました。
30%という高い割合となってきていますが、まだまだ広げる余地も大きいと見ています。
タレントマネジメント事業の立ち上げや事業成長には、PMMが大きく関与してきました。
プロダクトの構想や、ARRの予測、組織・体制づくりなど、多岐にわたる動きをしてきています。
SmartHRのPMMはどういう業務をしているのかと聞かれることがよくありますが、最近は「具体的にこういうことをやっている」という話より先に、「とにかく事業の成功のためになんでもやる」という話をさせていただいています。
それが必ずしも良いこととは思いませんが、少なくとも今のSmartHRにおいては、PMMはそのように振る舞うことが重要だと考えています。
なんでもやるぞの例:
PMMは一つの事業、あるいはプロダクトの責任者という意識を持ち、その成功全体に責任を持つ、と考えています。
タレントマネジメント事業とひとつにくくっていますが、その中にはいくつものプロダクトがあります。
PMMは1つから多くても3つのプロダクトを担当しており、売上や活用率にコミットします。(自身の評価として受注金額を目標に持つこともありますがこれはフェーズによります)
プロダクトの方向性を考えたり、営業やCSにデリバリーしたり、などはもちろん、必要であれば商談に同席するし、受注を伸ばすための施策を実施したりもします。
新たな価値を生み出す役割
また、24年のPMM組織は「新たな価値を生み出し続ける組織になろう」という方針を掲げています。
労務領域、タレントマネジメント領域それぞれにおいて、今まで対応できていなかった顧客の課題を解決するためのプロダクトを考え、開発に向けて動いています。
顧客にとって新しい価値と言えるようなプロダクトを提供していくことの重要度が増していると考えており、それを牽引する役割をSmartHRのPMMは担っています。
新たな価値創出の例:
今後も新しいプロダクトはどんどん増えていきます。
今対象としている領域の拡充のみならず、今までとは異なる隣接領域への展開も進めていく想定で準備を進めています。
どんな体制でやってるのか
SmartHRのPMMは、担当プロダクトの成功のためになんでもやることが求められます。
しかし、ひとりで全部やらなければならないかというとそうではなく、PMM間の連携強化やナレッジの蓄積を進めています。
たとえばプロダクトの立ち上げフェーズでやるべきことのガイドを作成したり、なんでも相談できるお悩み相談会を定期開催したり、など、ひとりで解かないということを意識しています。
直近では、プロダクトのリリースサイクルが非常に短くなっていることもあり、今年のリリースは大変なことになりそうなのですが、各プロダクトがそれぞれGTM(Go To Market)するのではなく、チーム戦でのGTMという新しいチャレンジもやっていこうとしています。(ムズい)
さいごに
各社のPMMがどういった役割を担うかは企業次第だとは思いますが、SmartHRではこんな感じでやっています。
会社全体で1,100名という大きな規模になってきましたし、プロダクトも増えているのですが、PMMは現状10名程度で全然手が足りていません!
もし興味を持っていただける方がいらっしゃいましたらぜひお話させてください。
また、本記事では比較的プロダクト立ち上げに寄った話をしましたが、既存の機能の改善・グロースも当然ながら重要であり、それらを担う方も求めています。
より詳細なことはこちらを参照いただけると良さそうです。
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