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『おおつええとこめぐり』【大津プラン】2021年参加者レポート①

はじめに

プラン参加の目的は移住した場合の職についてどのようなものがその地にあるのか知りたかったからです。移住にあたって1番の懸念はそこで生活できるかであり、そのためには生計をたてるよりどころが必要なので職について知ることが重要だと考えました。
また土地については、私はそもそもの出身が大津で社会人になるまで20年以上暮らした街です。あらかじめよく知っています。街の雰囲気や交通の便や、当地に住む人がどのような人なのかももちろん知っています。地元での開催であったので参加させていただきました。

1社目

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合同会社ふくろうさま
就業においてハードルのある方の就労を支援している企業様でした。
実際に移住者の方のお話を聞かせていただいた中で、サポートすることはもちろん仕事の根幹ではあるけれど、サポート一辺倒ではなくて自分自身の成長のための場としても活用できているというお話が印象的でした。サポートされる側もする側も共に成長していけるいい環境だと感じました。また今まで全く接したことのない職業内容だったので世の中にはこういった仕事もあるのだということを知れていい体験となりました。
就労にハードルのある方々の「介助されるだけ」でなく「働きたい」からスタートしたというようなお話も印象的でした。

2社目

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リ・プロダクツ株式会社さま
清掃の会社
清掃の上流から下流までに携わっているとのことで
従来からの清掃サービスやマットサービス、清掃資材などの事業に加えて最近は清掃ロボットを積極的に活用した取り組みをされているようでした。
清掃の記録についてもクラウドでの管理を導入されていて手書きの煩雑な処理からデジタルデータで見える化されている取り組みも興味深いものでした。
清掃ロボットに関しては非常に興味深く、お時間を忘れるくらいお話を聞かせていただきました。フロアを走るものだけでなく、窓に張り付いて窓を掃除するものがあるというのも驚きでした。実際にデモ(実演)使用を興味深く見せていただきました。

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移住経験者とのお話では今回お話させていただいたお二方とも、どちらかというと仕事そのものから大津を選ばれたというよりも住みやすさから大津を選ばれたように感じました。生まれ育った街を、実際に移住を経験された方が住みやすいですと仰るのを聞いて改めて住みやすい街だったなと感じました。具体的には、都会すぎず田舎すぎず、人が恋しくなれば京都大阪に電車1本直通で行くことができるし自然に触れようと思えば県内にそういった場所はたくさんある、都会と自然の両方を体験しやすいちょうどいい立ち位置の街なのかと思います。また都会に比べて空気が綺麗と仰っていたのも印象的でした。自分はあまり感じたことはなかったのですが、言われてみれば東京や大阪よりかは空気がきれいかもしれません。お二方とも現在の大津の環境を楽しんでおられるようで大津という街が住みやすい街なのだと再認識しました。

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コミュニティスペース
コミュニティスペースは大津市の古い町屋を利用したスペースでした。大津市で生まれ育った私も初めての訪問でした。日本映画で出てくるような情緒ある空間でした。大津市ではありませんが滋賀県内にあった祖父母の家を思い出しました。落ち着いた空間でゆっくりできてよかったです。また、移動は徒歩に加えて京阪電車の路面電車区間に乗車しました。幼い頃に大津日赤病院に行く際に乗った記憶がかすかにあり、何ともいえない懐かしさが込み上げてきました。今回は大津市の昔からの中心部付近を歩いたり、電車に乗ったりして経験することができたので、街の雰囲気を知るという意味ではいい体験をさせていただきました。都会ではないですが、かといって田舎すぎもしない大津市の魅力をたっぷり体験することができて良かったです。

最後に

日本には地方にも独自の技術を持ち、ニッチなところでキラリと光る企業がたくさんあるというのは以前からよく聞いていました。何も東京や大阪だけがビジネスの場所なのではなくて地方にもいろいろな企業があって経済が回っているということは感じます。大都会のような華やかさがなくても、住みやすい街でしっかりとした職があれば地方ではたらくことは良い選択肢だと思います。大事なことは決めつけないことだと思います。地方には職がない、と決めつけずに探してみれば良い企業・職場がたくさんある、そういった考えで今後も大津市への移住は選択肢として考えていくつもりです。ありがとうございました。

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