注目を集めることって、そんなに大事ですか?
自分は今の所、大して注目を集められてないので、負け犬の遠吠えでしかありませんが…
なんか、みんなが間違った方向に進んで行ってしまってるような気がして、ちょっと考えてみました。
多くの人に注目されて、フォローされて、自分の発言がシェアされて拡散していく。
そんな大きな影響力を持つことで、世界に認められたい。
でもそうやって認めさせた先に、何があるんだろう?
ただ有名になった所で、その力をどう使うかが抜け落ちてたら、その大きな力に振り回されるだけ。
普通車の運転が出来るからって、突然F1マシンを与えられても、乗りこなせるハズがない。
逆に危険なだけ。
でもなんか、みんなが欲しがってるし、カッコいいから、やってみよう!
そうやって多くの人が、あまり深く考えずに、積極的に波に乗ろうとしてしまう。
実際、自分も一時期、影響力を持ちたいと思って、「フォロワーの増やし方」みたいなことをやっちゃってました…汗
でも「なんか、違うな…」と思い直して、今に至ります。
その人の人間性が興味深くて、注目が集まってるのは、いい。
でも、中身薄っぺらなのに、ただ闇雲に注目だけを集めようとしてるのって、結局は自分の身を滅ぼすだけな気がする。
何かのきっかけでバズったとしても、一発屋芸人のように、後が続かない。
作り上げたキャラから離れられず、変化することが出来なくなってしまう。
ファンやフォロワーは、ちゃんとその人の本質を見透かしていて、「あ、コイツ、大したことないな…」って感じたら、すぐに見限って、他に移る。
逆に、本気で惚れてる相手だったら、浮き沈みがあっても、ずっと見守ってる。
そういうもんじゃないですか?
SNSを始めたばかりの頃って、どうしても、ビュー数やスキ数やフォロワー数ばかりが気になってしまう。
せっかく労力を注いだのに、誰にも注目されてないのは、やっぱり苦しい。
そこで、わかりやすい数字だけ追っかけて、承認欲求を満たすことだけに取り憑かれてしまう。
それが破滅の始まり。
ちゃんとあなたのことを理解しようとしてくれないフォロワーが、どれだけ増えた所で、結局あなたが満たされることはない。
逆に面倒なことが増えていくだけ。
そもそもそんなものを求めて始めたわけじゃないよね?
たとえ数人だったとしても、1番深い所でつながってる。
そういう関係性が築けたら、十分じゃない?
現実的なつながりの中でも、そういう人って、1人か2人いればいい方だと思う。
ネットを介してつながれる人数は、日常生活で出会う人数に比べたら、圧倒的に多い。
その分、可能性も無限大に広がる。
でもその可能性には、プラスの面だけじゃなく、マイナスの面も含まれる。
そのことを考慮しないまま、その世界に没頭していくと、気づいた時には、自分の手に負えないような大きな力に支配されて、止まることも出来ない。
さんざん利用された挙句、使えなくなったらポイされる。
そうやって身も心もボロボロになって、脱落していく。
経営者や事業主、フリーランスみたいな人も同じように、ステータスや名声だけを求めて始めると、ろくなことにならない。
実際始めてみたら、自転車操業で休みもなく、労力の割に大した収入にもならず、こんなハズじゃなかった…って、リタイアする人が多い。
こんなこと書くと、独立して起業しようとしてる人には、ネガティブなイメージを抱かせてしまうかもしれない。
でも、「危険だから、やめときな」と言うつもりはないし、これからの時代は、全ての人が何かしらの形で事業主化するのがスタンダードになると自分は思ってる。
だからこそ、みんながそこを目指そうとする時に、陥りやすい罠について、意識した上で進んでもらいたい。
大きな夢を持つことはいい。
それを実現しようすることで、多くの学びや成長を得られるし、その成長によって他者に貢献することが出来るようになるから。
でも、経営者になって5年が経ち、経営者という立場で周りの経営者を見てきた中で、ほとんどの人が自転車操業タイプか力の使い方を間違ってしまうタイプのどちらかになってしまう現実を見てきた。
大きな影響力を得ようとする過程で発生するトラブルや、その力を手に入れた時の扱い方。
あなたは、そのイメージを持てていますか?
大きな力に呑み込まれず、ブレイクしたその時のために、日々着実に実力を高めることを続けていって欲しいと思います。
宝くじが当たったことで、破滅の道に進んでしまう。
そうならない保証は誰にもない。
ラッキーパンチでずっとやっていける程、現実の世界は甘くない。
成功しようがしまいが、最後にものを言うのは、積み重ねて手に入れた実力。
天狗になることなく、学び続けることが王道だと、自分は信じています。
そして、まだまだ無名だったとしても、困難な道だからこそ挑戦しようとしている、あなたのことを信じています。
どうか、目先のニンジンに心奪われないように、信じた道を突き進んで下さい。
陰ながら応援しています。
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