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信じるという種をまく

Q:突然ですが、2択クイズです。
あなたは、どっちのタイプですか?

A:裏切られることの恐怖から、人に心を許せない。
B:たとえ裏切られても、信じる。


実はほとんどの人が、表面的にはBだとしても、
心の一番深い所ではAだったりするのかもしれない。

ちなみに自分は、今は断然Bです。
いつか裏切られるとしても、信じている自分のあり方が好きだから。

心をオープンにしていることで、土足で踏み荒らされたとしても。
自分を利用することで何かを得ようとする、悪意みたいなものがあっても。
そのことで傷つくことがあっても、それはそれで構わない。

こういうことを言うと、
「あんたは特別だから・・・」とか
「そりゃ、理想だけど・・・」とか
言われちゃったりする・・・汗

今回みんなにシェアしたいのは、
自慢とかこうあるべきって話じゃない。
なので、反論は一旦脇に置いといてもらえると助かります。


もちろん自分だって、若い頃はそうじゃなかった。
無意識のうちに、常に見返りを求めていたし、
心のどこかで、誰も信じてくれないと失望していた。

好きになった人に嫌われないように、自分を偽ったりしたし、
自分勝手な理想と期待が、現実と違った時に傷付いたりして、
信じることが怖くなってしまっていた。

誰にも理解されてない思いが足かせになって、
心を閉ざすようになって、孤独感を味わい、
未来に希望なんて持てなかった。


若く、未熟だった頃、自分の可能性なんて、
自分では見えなかったし、信じられなかった。
だから、それを生かすために行動に移すなんてこともできなかった。
認めてもらうための結果なんて、出せるはずもなかった。
自信を持てずに自分の殻に引きこもっていた。

でも、そんな自分に対して、
可能性を見て、信じてくれる人がいた。

その頃は気づけなかったけど、たぶんずっと、
そういう人がそばにいてくれてたんだと思う。

ドロップアウトして腐っていた自分に、
再起のきっかけを与えてくれたり、
自信を育むチャンスを与えてくれた。
すぐに結果につながらなくても、辛抱強く見守ってくれていた。


自分は、自分の可能性を信じてくれた人がいたから、今の自分になれてる。
今は心の底から、そう思える。
自分ひとりの力で今の自分になることはできなかったし、
感謝し切れないほどのものを与えてもらった。

だから、「たとえ裏切られても、信じる。」って心に決めてる。

そうやって生きるようになって、大きな変化が生まれた。
不完全燃焼してた頃には感じられなかった充実感を、
毎日得られるようになった。
この変化とインパクトって、ものすごくない?

もしみんなが、今よりほんの少しでも、
可能性を信じて生きられるようになったら、
誰かの可能性を信じてあげられる人が一人でも多くなったら、
もっとみんなが、伸び伸びと生きられるような気がしませんか?


意外とみんなそうなのかもしれないけど、
両親や親友にすら、ちゃんと信じてもらった経験が少ないのかもしれない。
本人が信じてなくても、心の底から自分の可能性を信じてくれる存在。
たった一人でも、そういう存在がいれば、可能性は広がる。
0%の不可能と、可能性が1%でもあることの違いは想像以上に大きい。

いつかあなたが、誰かを育てようとする時、
相手の可能性を信じてチャンスを与えたり、
成長を見守ることができたら、
素晴らしいことだとは思いませんか?

誰からも信じてもらえず、
押しつけられた勝手な期待を裏切り、
そのことで不必要に自尊心を傷つけ続けていた人が、
希望を広げられるようになったら、すごくない?

自分が一人で関われる人の数には限界がある。
でも、自分と同じようにできる人が一人でも増えたら、
増やすことができたら、
それこそ可能性は無限に広がっていく。


可能性を信じて応援する。
その目に見えないエネルギーは力になる。
ちゃんと相手に届く。

自信を持てずに動き出せない人の背中を押す。
失敗しても、再び立ち上がるための活力になる。
困難に立ち向かうための勇気になる。

希望の種をまくことは難しくない。
今この瞬間から、誰にでもできる。

たとえ芽が出なくても、実りがなくても、気にすることはない。
逆に急いで成果を求めると台無しになってしまうこともある。

いつか花開く時を信じて、種をまく。

その選択の積み重ねによって、
あなたは信じる力を使えるようになるから大丈夫。


そうやって地道に取り組み続けた人だけが、もしかしたら、
芽吹きの時や、美しく咲いた花や、実った果実を味わうような、
感動的な瞬間に立ち会えることができるのかもしれない。

でもそれは、おまけやサプライズプレゼントみたいなものだから、
期待し過ぎず、忘れてるくらいのが感動も膨らむのでオススメ。

逆に、「こんなに尽くしてるのに・・・」っていう、
見返りを期待してる感じが無意識に出ちゃってる人を見ると、
「もったいないな・・・」と思ってしまう。

このタイプ、パッと見、親切で面倒見がいい人に、実は多くて残念。
本人も気づいてなくて良かれと思ってやってるから、なおさらタチが悪い。

親切の押し売りからの取り立て屋。
にだけはならないように、十分気を付けて下さい。


Q:最後に改めて、2択クイズです。
あなたは、どっちのタイプになりたいですか?

A:やっぱり傷付くことが怖いから、信じない人。
B:信じるという希望の種をまく人。



PS.
親や教師や指導者にとって、一番重要な資質は、
この「信じる力」だと、自分は思う。

誰かの可能性を伸ばすことができたら、
そのきっかけだけでも与えられたら、
相手の人生は一変する。

些細なことに思えるけど、実はものすごい影響力をみんなが持ってる。
その力をより良く使える、カッコイイ大人が増えることを望みます。


もしあなたが、「自分はそういう人に出会えなかった」と嘆くなら、
なおさら、その負の連鎖を止めて、与える側になった方がいい。
それは悪循環を断ち切って、好循環を生み出したことになるから。

誰からも受け取ってないから、与えられない。
そんなことはない。
この力は、あなたが使うことを選択するだけで使えるようになる。
そういうもの。
自分も相手も信じて、与えればいいだけ。

より良い選択をできる人が増えることを信じています。

ちなみに、自分の感覚を厳密に表現すると、
誰かを信じるというより、
その人の持つ可能性を信じる。
って感じですかね?

参考までに。


PPS.
来年度から、地元の小学校のサッカー教室の監督をやることになりました。

ワールドカップで世界にサプライズを起こしている、
サッカー日本代表チームと同じように、
子供たちが、自分で自分の可能性を信じて、
仲間の可能性を信じられるようなチームにしていきたい。

子供たちの心に、希望の種をまくような指導をして、
子供たちに変化のきっかけを与えられたら最高ですね。

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