エゴも必要なエネルギー

「自分を無くしたり、押し殺しちゃダメ」
エゴと調和は相反するものじゃない。

やっと、このことがちゃんと理解できた気がする。

エゴは最初のモチベーションとなるもので、それ自体が悪じゃなくて、使い方、使う人の想いで、善にも悪にもなりうるもの。

そういう意味で言えば、道具といっしょ。
使い方次第でプラスにもマイナスにもなる。
道具の存在そのものが、善とか悪じゃない。
そういうモノをみんな、持たされてるってだけ。

そして、それをどう扱うかは自由。
でも、試されてる。
「神様はなにも、禁止になんてしてない」
そんな歌詞の歌あったな…

好きなように使っていいんだけど、その結果には、責任を負う。
ポジティブな使い方をすれば、ポジティブな結果が返ってくる。
ネガティブな使い方をすれば、ネガティブな結果が返ってくる。
ただそれだけのこと。

一時期、エゴがいけないものだと捉えて、それをなくそうとしてたんだけど、やってみたら、やっぱりなんか違う…

逆に、どんどん病んでってしまって、何をやってもうまくいかなくなってしまった。

自分は基本的に、自己チューでマイペースな人間なんだけど、でもそのことで人にストレスを与えてるのは、嫌だった。

かといって、自分をごまかして、相手に合わせてるのも、逆に自分にストレスがかかる。

どっちか片方をとるとか、片方に寄るんじゃなくて、同時に満たすことってできないのかな?
って思ったのが、気づきに至るきっかけ。

10代後半の頃だったと思う。

「自己チューの結果が、100%人のためになってたら、それって自己チューじゃないんじゃ?」

何かをあきらめたりしてるわけじゃないし、相手にとっても好ましい状態になれば、最高なんじゃね?

そう思ったのが、きっかけだったと思う。

どうやったら、そういう状態になるんだろうって試行錯誤した結果、自分の心の方向性を少し調整すれば、そうなることに気づいた。

それからは、常に、何かを始める時、何をするにも、そうなるように意識して行動するように気をつけてきた。

これをやり始めてからは、心の中のジレンマがなくなって、ストレスも減って、物事もいい方向に転がるようになっていった。

今になって思えば、それまでは、アクセルとブレーキを同時に踏んでるような状態だったんだと思う。

たぶんほとんどの人が、そういう状態のまま、ずっと生きてるんだと思う。

でもそんな状態じゃ、何をやってもウマくいかないし、やればやるほど、泥沼にハマってく。

何が原因かをわかってないから、余計にジタバタして、どんどん悪循環にハマって、抜け出せなくなってしまってる。

なんか、そんな気がする。

エネルギーって、
方向性を持った、目に見えない力。

肉体を持たされてることとか、エゴを抱えてることの意味を考えると、押し殺したり、なくしたりすることじゃなくて、受け入れて、それをどう扱うかを問われてるんだと思う。

100%自分がやりたいことで、
100%自分自身のためにやって、
なおかつ、
100%誰かのためになってる。

それがホントの調和なのかもしれない。

ちょっとでも、自分を犠牲にしたり、我慢してる状態は、自分の中の調和がとれてない状態。

自分のためだけにやって、人のためになってないことは、単なるワガママで、世界との調和がとれてない状態。

ホントに調和がとれた状態になっていくと、色んなことがスムーズに流れるようになっていく。

もちろん、色んな「お試し」は相変わらずあるし、より難しい問題に直面するようにはなっていくんだけど、苦しさはなくなっていく。

実は、自分が今やってるあらゆること。
仕事も、家族のことも、趣味とか遊びのことも、全部つながってて、色んな形で人と関わり合うことで、このことを伝えるためにやってる。

自分が知り得た、知識や経験や感覚を、言葉や行動やエネルギーで、直接的にだったり、間接的にだったり、あらゆる機会や出来事を通して伝え続けてる。

伝えることで種を蒔いて、それぞれの人が自力で克服するきっかけを作っていく。

何かを犠牲にしてやってる感じじゃないし、何かから逃げるためでもなくて、ちゃんと純粋に楽しんで、人のためにもなってるから、やればやるほど、ますますエネルギーが湧いてくる。

不思議な感覚なんだけど、たぶん誰でもできるはずだし、ちゃんと求めて行動していけば、自然とそうなる。

今、あなたが何かに悩んでいるなら、このことが、壁を越えるヒントになるかもしれない。

世界を変えたいなら、まず自分が変わること。
そのプラスの影響のエネルギーが伝わることで、世界は変わっていく。

そういう力を、人は持たされてる。

あとは、あなたがそれをどう扱うか?
ただただそれを、問われ続けてる。

あなたがあなたらしく、世界を豊かにする、そのことを求められてる。

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