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真の豊かさは、静けさの中にある

小石が投げ込まれた時、
荒れた海には、何の変化も起こらない。
静かな水面には、キレイな波紋が広がる。


先日、従業員のY君と感情の扱い方について話していた時、
「感情をコントロールできるようになると、ロボットのような冷徹人間になっちゃいませんか?」
「なんか、心を失くしてくような恐怖感があるんですけど…」
と言われた。

その時は、自分でも上手く説明できず、
「自分も昔は、そういう不安があったけど、ある程度できるようになった今は、真逆の感覚かも…」
「何も感じなくなるわけじゃなくて、変に反応することがなくなって、物事を的確に捉えることができるようになるし、逆に些細なことを敏感に感じられるようにもなる。」
みたいなことを伝えた。

でもなんかピンときてない感じ…

お互いに、なんかしっくりこないモヤモヤを抱えたままだったけど、これ以上話しても答えが見つからない気がして帰ることに。

帰り道、車の運転をしながら、
「なんかウマい表現はないかな…」
と、考えていたら、
水面に広がる波紋のイメージが浮かんだ。

「これだ!」と思い、
そこから展開していって、
冒頭の表現に辿り着いた。

言葉を重ねて説明するなら…

感情の起伏をなくしていくと、
心のない冷たい氷のような世界になってしまうイメージだけど、
実は逆で、穏やかな状態だからこそ、
些細なことにも気付き、反応できる。

そんな感じ…?

さらに、このイメージのいい所は、感情やその反応が、周りの人にも伝染して、増幅されていくものとして、捉えやすくなること。だと思います。

改めて、

~真の豊かさは、静けさの中にある~
小石が投げ込まれた時、
荒れた海には、何の変化も起こらない。
静かな水面には、キレイな波紋が広がる。

さて、あなたは、何を感じましたか?

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