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『漢文の学び方』が発売となりました

 志学社選書第七弾、魚返善雄『漢文の学び方』が発売となりました。
 魚返先生は東亜同文書院に学び、中国文学者/言語学者として長年東大の教壇に立たれた碩学です。
 本書は、約70年ぶりの復刊となります。非常にくだけた文章で読みやすいので、エッセイを読むつもりで、構えずに読んでいただけましたら幸いです。

気取らず、ユニークで、役に立つ。これぞ魚返流漢文学習法!

魚返先生は、学習者として、そして教師として長年深く漢文に関わり、
「漢文とは一体なんだろう?」と長年頭をひねってきた人です。

その先生が導き出した答えは、
「漢文は符号語であり、一種の暗号言語である」というものであります。

では、この──現代中国人にすら読解が極めて難しい──暗号言語を、
われわれ日本人はどのように学習していくべきでありましょうか。
それにはまず、漢文に対する誤解を取っ払い、暗号の法則(文法)をつかみ、
そして幅をもたせて訓読していくことである、と魚返先生は語ります。

本書は気取らない文体で書かれた「学び方」の参考書でありますが、
現代、そして未来の読者が漢文の本質に近づくとともに、
あわせて日本語の姿をかえりみるよすがにもなると信じ、
七〇年ぶりにこの名著を復刊するものであります。

※本書は1953年至文堂刊行の原著に、例文の詳細な出典を追加するなどし、
より読みやすく、より学びやすくした復刊書籍です。
※本書は所謂「受験用漢文の参考書」とは異なります。

内容紹介より

 弊社出版物はすべて、全国どちらの書店さんからでもお取り寄せ可能です。店頭に見当たらない場合は是非ご注文くださいませ(専門取次である八木書店さまを通じ、大手取次経由で書店さんにお届けします)。
 また、図書館や所属大学等へのリクエストも大変ありがたいです。

 志学社選書は年内に3点の刊行を予定しています。
 刊行予定は、新刊の帯袖にて随時更新しておりますので、チェックいただけましたら幸いです。

 また、選書以外の出版物も数点予定がございます。こちらも今年の夏頃から順次刊行予定です。

(これより下に文章はありません)

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