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ケーキが、できるまで。

最近(でもないですが)、こんな漫画を読みました。

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『なのは洋菓子店のいい仕事』若木民喜

ここは丘の上のケーキ屋「なのは洋菓子店」。
ワガママな天才シェフ、長男タイム、しっかりもののクーポンマニア、次男セージ、天使の様な三男ぱせり。
3兄弟のパティスリーコメディー開店です!!
第1巻裏表紙より

お菓子(特にケーキ)が食べたくなる漫画。

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1話に出てくるケーキは、王道のショートケーキ(シャンティ・ア・ラ・フレーズ)!

基本的に、コメディー漫画なので、特に何も考えず読みます。コメディーのテンションとしては、抑揚の少ない平温なテンポで、高橋留美子やあだち充ワールド的なやりとりに近いかも。

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なのは洋菓子店を切り盛りする3兄弟とその周りの人たちとの間で繰り広げられる日常の物語。それと並行するかたちで、タイムとセージの兄弟の物語が展開され、徐々にその兄弟の物語にメインスポットが当たっていきます。

(1巻で分かりますが)タイムは半分幽霊みたいなもので、交通事故で一度死んでしまい、そこから生き返った存在なのです。

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お菓子をつくる才能に恵まれた天才・タイムと、お菓子は好きだがつくる才能に恵まれなかったセージ。

幼い頃から常にタイムの背中を追ってきたセージが、自分の才能と向き合い、自分の足で歩いていく決意をする。

コメディー的な話が多い前半戦、ケーキやお菓子の魅力を伝えながら、物語は進んでいき、シリアスな話に変わっていく後半戦。セージの成長が、僕は心地良かったです。

読後感としては、ドラえもんに近いかもしれないです。全7巻なんですが、個人的にはもう少し続けてほしかった漫画です。(せめてあと1巻分くらい)

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お菓子ということで、今日(1月6日)「食品業界研究 お菓子な採展」というイベントにお誘い頂き、見学・参加してきました。

お菓子業界の川上から川下まで、原料の調達から消費者の手元に届くまで、様々な過程で関わる企業が11社集まり、企業の比較を行いながら業界を理解していく趣旨のイベントです。

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テーマを絞った業界研究のイベントはあまりないらしく、岡山県内はもちろん、県外からも学生が集まっていました。

そんな会場で、(余談中の余談ですが)懐かしい出会いも

大学ジャーナリストの石渡嶺司さんと5年ぶりにお会いしました。パネルディスカッションのファシリテーターとしていらっしゃっていました。

また、2014年に山陽女子高校で行った高校生だっぴの実行委員をしていた「まっきー」とも5年ぶりの再会。本当に偶然でした。

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当時の写真。高校2年生だった彼女も、今では大学3年生となり、就活をする歳になっていました。感慨深いものです。

学生に紛れて、参加企業のブースで話を聞いていました。
(以前からずっとそうだったのかもですが)待遇面を気にする学生が多いのと、それに呼応するかたちで、企業の紹介も(働き方改革の影響なのか)働き方や働く環境をアピールする内容も多く盛り込まれている印象でした。
時代は変わっていくものです。

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待遇面を気にすることは別に悪くないんですが、もっとその企業がもっている”哲学”にも触れる機会があればなぁとも思います。このあたりは、企業のジレンマというところなんでしょうか。

僕はというと、「キミ学生じゃないよね?」と最終的には学生でないことがバレてしまいました。笑

僕もそんな歳になったようです。笑

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