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【体験レポート】暮らしをイメージして 東近江②

東近江市の企業と人を知る

二日目は、朝から東近江市でも有名な中小企業を2社、企業訪問(工場見学)させていただきました。

一社目は、バネをつくり続けて65年の『宮川バネ工業株式会社』さんを訪れました。

バネと言っても形や用途は多岐に渡り、中でも宮川バネさんでは主に「板バネ」という製品をつくられているそうです。例として、テレビのリモコンの電池を入れる部分に取り付けられている金属部分が挙げられます。

この機械は、板バネをつくるうえで一番多く使われるプレス機。色々な形の金型をセットすることで、様々な形の板バネをつくることが可能です。

この機械は金型を研磨する機械です。金型を使い続けると金属を加工する部分が摩耗してしまうので金型も定期的にメンテナンスが必要とのこと。

この機械は、複雑な形の板バネをつくる際に活躍するマルチフォーミング機と呼ばれるもの。
この機械を巧みに操れることこそ、宮川バネさんの高い技術力を証明していると感じました。

さらに、宮川バネさんの凄いところは、高い技術力だけではなく、残業時間の少なさや有給休暇の消化率の高さなど、就業環境に関しても滋賀を代表するお手本の企業となっているところ。
宮川社長の調査によると、社内の会社満足度は年々上がっているそうで、社長のお人柄も相まって、とても素敵な企業と感じました。

二社目は、吸着したものは絶対に離さない粘着シートで「ほこ×たて」というテレビ番組にも出演したことのある『株式会社SHIMADA』さんへ。

ネズミや害虫を捕獲するための粘着シートを製造しているSHIMADAさん。
ホームセンターなどで販売されている商品だけでなく、ネズミや害虫駆除の業者さんへ納品する製品も数多く手掛けているとのこと。

この機械は、防犯粘着シートを製造するためにも使われている機械で、幅の広いシートに対して一気に粘着剤を塗ることが出来るという優れもの。今では世界にたったひとつしか存在しない貴重な機械だとか。

こちらの写真はSHIMADAさんの休憩室。
今までのイメージとは打って変わって、とてもオシャレな空間で、会社満足度の高い企業さんだと感じました。

企業訪問が終わった後は、夜まで自由行動となっていたので、能登川駅周辺を散策したり、ホテルでのんびりしたり、移住した後の休日をイメージしながら、ゆったりとした時間を過ごしました。

この日はゾロ目の12月12日。ゾロ目の日は前出の北川さんが呼びかけて始まった「能夢会」という、東近江市の能登川地区の夢を語る会が開催される日だったので、夜はこの「能夢会」に参加させていただきました。

開催場所は能登川駅からすぐのところにあるこの古民家。「子民家」として、子供のコミュニティにもなっている場所です。
「能夢会」では、地元の方たちと色々な話をすることが出来ました。子育て環境のことや交通事情、ゴミの出し方まで教えていただき、東近江市での暮らしがイメージしやすくなりました。

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