梅花藻

【体験レポート】定住に憧れて滋賀めぐり 長浜①

○きっかけ


 関東出身の私が滋賀県に興味を抱いたきっかけは、TV番組の「ブラタモリ」です。
私がその番組を観たときは近江八幡市の特集をしていました。ブラウン管越しの八幡堀の光景を見た瞬間に「ここに行ってみたい!!」と思い、旅行を企画。
それが私の滋賀県デビューでした。再びこの場所に来ようと思ったのと同時に、近江八幡市以外にも興味を持ちました。
 
次はどこに訪問しようか考えたとき、私自身が日本酒好きということもあり滋賀県の酒蔵を訪れてみようと思い計画しました。


電車での訪問予定でしたので、駅近くの酒蔵を探していたところ、「木之本」という駅に酒蔵が2つあることを発見。木之本駅・・・そこは長浜市にあり、これが私と長浜市との初めての出会いでした。

木之本町は酒蔵以外にも、町家づくりの風景、北国街道、田園風景、伊吹山、丁稚羊羹をはじめとする和菓子等々、私的には魅力あふれる場所で、気づけば4回ほど訪ねていました(といってもメインは酒蔵訪問ですが(笑))。
 
 
 大学を卒業してから転勤生活を続けているので、一つの地域に腰を据えて定住することには人一倍強い願望をもっていました。滋賀県にきっかけがあれば移住をしてみたいなあと思っていたところ、今回ネットでこの移住体験プランを発見したので迷わず参加させていただきました。


○初日


 初日のスケジュールは下記のとおりでした。
 13時に彦根駅西口に集合→双葉工芸(職場)見学→琵琶湖鑑賞(10分ほど)→扶桑工業(職場)見学→解散(17時頃)

13時に彦根駅西口集合ということで、朝早くから地元を出発。名古屋を超え、岐阜駅を超えたあたりから電車の窓からの景色が急激に変わります。山々や田園風景に変わるんです。その景色をみながら彦根に向かいました。

 12時台に到着。13時までは少し時間があるので、ここで軽く昼食をとりました。
食事を終えると13時に近くなっていたので、急いで集合場所へ。黒のプリウスが目印と聞かされていたので探したところ、直ぐに発見(というか他に車がなかった笑)。

プリウスに近づき、ドアをトントンと叩くと中から男性が出てきました。図司さん。爽やかなナイスガイ。軽く挨拶や自己紹介をし、そのまま双葉工芸さんに向けて出発。
 
今回のツアーには私ともう一人の参加者がおり、その方が着物等に強い関心があり今回訪問することになったのがこの会社。染物の会社です。
職人さんが生地に色を刷り込んでいく「手捺染」という方法で染めていくのですが、これが結構大変でした。私には重労働に感じました(泣)。

この写真は染めている様子です。

はたから見ていると、単純な作業に見えるかもしれませんが、染めた色の濃淡、しわの有無、輪郭の太細等微妙な調整が必要です。 
職人さんたちが作ったものがこちら。素晴らしい。

ちなみに社長の手はクライマー顔負けの指筋をしておりました。染め職人としての生き様がこの手に表れていると感じました。
貴重な体験をありがとうございました!
 
次の長浜市の企業に向かう途中、琵琶湖を案内してくれました。
滋賀といえば琵琶湖。いや、日本の湖といえば琵琶湖でしょ!!
やはりでかい。子どもに「ここは海だよ」といえば信じてしまうのではないかな。

扶桑工業さんに16時頃に到着。応接室に案内され、企業の概要を教えてもらいました。そして実際の工場を見学。

この職場は作業工程や各部署等の数値目標等の「可視化」に力を注いでいました。目標数値や会社の現状を数値化することで、社員全員が経営を意識できます。社員一丸となっての経営体制が伺えました。


そして工場および事務所も整理整頓が行き届いており、避難場所案内、消火器の設置箇所等も、誰がみても見つけやすいし、5Sを意識した作業環境だと思いました。

社員の方々はご多忙にも関わらず、夕方時に時間を割いてくれましたし、私の些細な質問にも真摯に答えてくれました。お礼にこの企業の商品を何か買いたいと思ったのですが、如何せん部品メーカーであり、購入しても私には用途がないので残念ですが断念させていただきました。


扶桑工業のみなさんありがとうございました。長浜市地域の雇用を支える非常に地域貢献性の高い企業様であることを実感させていただきました。


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