【3分でわかる】中央、慶應、早稲田ロー入試の特徴
みなさん、こんにちは、
しがいです。
いよいよロー入試が控えています。今回は私が受験し、合格した中央、慶應、早稲田ローの話をしていこうと思います。今年の入試のために少しでも役にたつことができれば嬉しいです!
早速ですが、本題に入りましょう。
中央ロー
試験科目
午前 :憲法、民法、刑法(150分)
午後 :商法 民訴 刑訴(120分)
特徴
時間と科目の配分は慶應ローと一緒です。そして、受験日はちょうど慶應ローの一週間前であって、上記の三つのローの中で1番早かったです。
問題文はやや長い文章の事例問題で、問題自体の難易度は慶應ローとそれほど大きく差がないと思います。(合格難易度は別の問題です)ただ、刑法に関して、答案用紙の制限があって、非常にきつかったです。字が大きい人は要注意です!!!小さいな字で書かないと紙面がすぐなくなります。
合格難易度
中央ローは他のローの数倍の合格者を出します。全免、半免もかなりの数を出しています。ですから合格の倍率が低く、二、三科目のメイン論点がハズレだとしても普通合格の可能性があります。首都圏の主要ローの中で合格難易度が一番低いと思います。もっとも、受験日も早かったので、勉強不足だと厳しいです。
そして、答案の筋が合っていて、三段論法的に書くことができれば高い確率で全免などが来ます。
ローの学費に悩んでいる方で確実に全免を取りたいなら中央ローは1番おすすめです!
使用六法
ポケット六法
慶應ロー
試験科目
午前 :憲法、民法、刑法(150分)
午後 :商法 民訴 刑訴(120分)
特徴
中央ローの特徴は紙面がきついのに対し、慶應ローの特徴は時間がきつかったことです。(逆に答案用紙は1ページ30行以上で4ページもあります。予備試験以上の分でとても余裕です)
問題の設問数が多いのに時間が一科目50分か40分しかありません。
予備試験の時間のきつさに慣れた人であれば、慶應ローの試験はなんとなく対応できますが、慣れてない人は大変かもしれません。ですから、過去問の起案などを通じて筆力を鍛えるようにしましょう!途中答案は絶対回避するようにしましょう。
そして、中央ローと同様にちょっと長い事例問題が出ます。そのため、条文と要件をちゃんと書くだけではなく、あてはめも大事です。
合格難易度
結論から言いますと慶應ローはおそらく全てのロー入試の中で1番難しいです。東大と一橋ローのように一次選考がなく、受験者が多いだけではなく、上位ローの中で合格発表が1番早かったため、一橋ローと東大ローの受験生もだいたい慶應ローを受けます。(予備論文受験生も当然来ます)
さらに時間の厳しさを加えて、慶應ローは間違いなくローの中で1番難関です!
合格の相場として、他の科目が特によく書いているので出なければ、大きな論点2、3個ぐらい落ちたらもう不合格です。(補欠は普通に来ません。不合格と同然です)
以上から、慶應ロー入試は一番油断してはならない入試です!
また、慶應ローの減免の数はかなり少ないので、一般的に取れないものと考えてください。
使用六法
法科大学院試験用六法 (刑事訴訟法に条文名が書いている以外司法試験予備試験用六法と一緒です!条文のジャンプ機能が使えないので要注意!!)
早稲田ロー
試験科目
1日: 民法(120分)、刑法(90分)、憲法(60分)
2日: 民訴・刑訴(120分)、商法(60分)
特徴
中央ローと慶應ローと逆に早稲田ロー入試の時間も紙面も余裕です!!
そして、長文事例ではなく短文問題が出てくることが多いです。とはいえ、早稲田ロー入試の問題の法律構成が重要問題みたいな短文問題集より難しい気がします。油断してはいけません。
さらに、早稲田ローの民法は実質的に二問が出て、配点が他の科目より圧倒的に高いです。ですから民法苦手の人は要注意です!
また、早稲田ローの試験は二日間連続です。試験は慶應と中央ローより圧倒的に体力をかかりますので、体力面の配慮も必要です。
合格難易度
倍率を考えたら中央ローよりは絶対難しいですが、慶應ローよりはだいぶ簡単です。慶應合格した人のほとんどは早稲田ローの受験に行かないのもあるので、上位も狙いやすいかもしれません。(慶應ロー合格者には予備論文合格者、東大、一橋ロー合格者が普通にいますので、恐るべき敵です。)
そのため、慶應ロー落ちて早稲田ロー合格した人はたくさんいます。ですから仮に慶應ロー落ちても落ち込まずに早稲田ロー対策をしっかりするようにしましょう!
そして、慶應より明らかに多くの減免を出してくれますので、期待値が高いです。
使用六法
デイリー六法!!個人的に1番よかっただと思います。
終わりに
私が受けた首都圏の主要の私立ローの状況は以上です。ロー入試が難化している中、きちんと対策して試験に臨みましょう!
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