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選挙、ふと思ったこと。まぁこれは俯瞰という雑観。

月曜日。朝方マスターズゴルフ最終日を観て、予定のなくなったその日中はかなり寝た。おかげで体はスッキリするが、一日が短くなるという強迫観念を抱きつつ、新しい今週、夜は三宮加納町に向かった。


しかし、9日の統一地方選挙は悲喜交々でしたね。
神戸だけでなくいろんな場所で、知人の当選、落選がありました。

まぁ僕のスタンスはずっとシンプルです。取り巻きになるよりは、その個人を応援し続けたい。このスタンスは変わりません。今までもこれからも。

仕事柄なのか、人を見る目や対話から読み取るチカラ、そうしたものは少しばかりある方ではないかと思うので、それら信じて生きてきましたから、よく知らない人ならば「いい人だ」「あぁ、あの人ね」なんてことは簡単に言えません。だってちゃんと知らないのに、無責任ですから。

たまに周りにも「この人と意気投合した」などと、店に連れてくる人がいたりしますが、その後にあの方とどうされてますか?と聞くと「実は裏切られた」なんて言って疎遠になったことを愚痴る人もいます。ではアナタは、何を信じたのかと問い正したくなります。しませんけどね。


本当に近い関係性とは、どれだけ多くの時間を過ごしたかよりも、何を話したか(できれば1対1で)ちゃんと対話できたかに尽きると思っています。互いの強みだけでなく弱さも認め受け入れる。そんな関係ができたなら離れていても声援を送るし、その人が良くない状況の時にでも一緒に飲み食いしたい。まぁ大抵いい時に人は集まり、ダメな時に蜘蛛の子散らし去っていきます。旬の人だとわかりやすく、試合に出ている時にだけ記者が集まる、メディアに出たら親戚が増える、アレと同じことですね。


こんな話をすると、いつも重なるのは「飲食店の閉店」です。

理由は様々、高齢だとか身体の具合ならばそれは仕方がない。ただ、そういう段階になると、なぜか突然降って湧いたように「また名店がなくなった」「残念、寂しい、何とかならないものか」とか「もっと早く相談してくれたらよかったのに」などとSNSのコメント欄でわざわざ書く人がいますよね。おそらく信頼のできる関係性の人は、そんな不特定多数の人が見る場なんかより直接本人に連絡するでしょう。本当に残念に思うのならその場所に通い、心のヒダに触れ、互いを尊重する言葉を交わしていたはずです。店じまいする時だけに、人が溢れる店を見るのはいつも寂しいものです。


僕は、よく知らない人には知ったかぶりをしない。

本当に理解し合えている人なら、心から応援するし逃げたりもしない。

わざわざ書くことでもなかったですね。ふと、思ったもので。

だから日曜夕方、三宮センター街で偶然イニエスタ家族と正面衝突しそうになっても、よく知らないから挨拶も声掛けもしないし、息子のようなスンシンが週末の深夜に何度も着信入れてきて、接客中だったので気付くのが遅れて、結局何の用事か分からなかったとしても(翌日、「酔ってて店に行きたかったみたいです(笑)」とLINEが来るのも)許せてしまうわけです。


その人そのものを好きになれるか。

背景、地位や身分を好きになるか。

僕の付き合いは一択なのです。


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