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人間の感情や反応、自動反応、原始時代の記憶

2020年8月18日

『感情と言うのは教える事ができないとある先生に言われた事があります。』

幼い子どもの時にはちゃんと持っていた人間的な感情を育つ過程で失ってしまうことも多いような気がします。

感情は「我々の祖先が何代にもわたって得てきた過去の経験から生まれた」という話を聞いたことがあります。
例えば、恐怖という感情は、猛獣などに出会った時の記憶から来てるんだとか。恐怖を感じて動悸が早くなるのは、素早く動いて逃げれるよう身体中にたくさんの血液を送るためだそうです。

一方で我々が後天的に身につける感情や反応もあります。幼い時にひどく叱られたり、孤独を感じた時などにその体験がトラウマのようになって残り、成長してその出来事を忘れた後も、ずっとその人の生活に影響を与え続けるというものです。心理学の言葉で「自動反応」と呼ぶそうです。

自動反応は子供が生命の危機を感じた時に身につくそうです。例えば、うれしいことがあって、はしゃいでいた子供が、大人に「うるさい」と酷く怒られ、生命の危機を感じたとします。その子供はそれ以降、うれしいことがあっても、恐怖の感情が起こって、はしゃぐことが出来なくなるというものです。幼いときに虐待を受けた子供が大人になって人を信じられなくなる、というのもこれと同じことなのでしょう。

ただ自動反応の特徴は、本人が大人になって原因となった体験を忘れた後に、感情や反応だけがずっと残るということであるようです。
その感情や反応が自分の行動を制限し、生活を窮屈なものにしていると思っても、原因が分からないために、それを変えることが出来ないのです。

自動反応は3~8才をピークに12才までに身につくと言われています。自動反応に縛られない、本来の自分を取り戻すためには、以下のようなプロセスが必要と言われています。

自動反応に気付く⇒自動反応の原因となっている過去の体験を思い出す⇒自動反応とその原因を意識した行動を繰返す

自動反応に関する比較的新しい心理学は、アメリカでベトナム戦争の帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)が社会問題化し、それを研究、解決する上で発達したと言われています。

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2020年7月4日

感情とか生理的な反応って邪魔だなーって思うことありますよね。
例えば緊張とあがり症。人前で話す時とか、女性に告白する時とか、ここ一番って時に現れて、頭真っ白にさせて口パクパクさせたりする。緊張のせいでせっかく準備したことも台無しになったり。。いらないですよね緊張。

緊張は原始時代の我々の祖先が、猛獣などの敵に会った時の経験から生まれたものなんだそうです。
動悸が激しくなるのは。攻撃したり逃げたりする時に素早く動くための準備だとか。手や頭が冷たくなるのは、重要な臓器に血液をたくさん送るために末端の血管が収縮するためだそうです。こっちは別に猛獣と戦う訳じゃないんだから邪魔すんなよ、どっか行けよって感じですよね。

私は思春期以降、時々スゴいあがり症に見舞われる時があって、人前で話す時に手がブルブル震えて、顔の筋肉が痙攣してと大変でした。でもいつの間にか治っちゃいました。何故なのかは分かりません。
100%の確信はないのですが、緊張を避けようとすると余計にうまく行かないような気がします。緊張したら興奮状態のまま突っ走った方がいいと思います。そうした方が自分の潜在能力が発揮されるような気がします。人前で演奏したときとか、ケンカしたときの自分の経験を振り返ってそう思います。

『自分はここ一番の時には緊張しないんですよ。例えば何かの試験の時等。それで、勉強をあまりしてなくても良い点が取れたりします。これも何か理由があるんですかね。。』

私も同じです。人前で演奏する時がそうです。あまり練習しないで自分で緊張する状況を作った方が割とうまく行きます。事前に練習を万全にすると、本番で気が抜けちゃって駄目だとかです。
緊張って本来、何か普段と違う事があったときに、自分の持っている実力以上のもの(潜在能力)を発揮するために起こるものだと思います。
例えば原始時代の狩りの時などがそうではないでしょうか。でも現代人は緊張する経験が少なすぎて、緊張を上手く使う方法をあまり知らないのではないでしょうか。