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安全安心なお菓子作り基礎編①

1.製造場所の実態

まず初めに、今後安全安心なお菓子作りのお話をする上で、何よりも大事のしている考え方があります。

それは「安全・安心」という言葉です。

この言葉よく耳にすると思います。どこがそんなにも大事なのか?って

思いますよね。

①お客様(人)が口にする食べ物なので、この基本的な言葉の重要性

②「安心・安全」ではなく「安全・安心」という順番も大事

この2番目については、安全が確保できて、初めて安心な商品を提供できるという意味を持てるので、この順番で言葉にすることを重要にしています。

では、実際大きな工場や個人店などでは、どのような状況で「安全・安心」な商品作りをしているのでしょうか?

多くの製造場所では、様々な衛生管理・品質管理の取り組みをされていると思います。

しかし、それがかたちだけになっていないか?従業員全体に周知され
全員が同じ意志で毎日の製造にあたっているか?

これがわかっていても難しいです。

基本的なことほど、毎日同じように実践することは難しいですよね!


2.安全・安心の考え方

①整理整頓(基本的な誰でも聞いたことがある)

②HACCP(食品業界で最近義務化されたこと)

③ISO、FSSC(国際的な規格)

③の段階は大きな企業でないと難しいので、基本的には②の段階まで到達できれば、安全・安心なお菓子作りはできます!

簡単に①、②について触れてみます。

①整理整頓については、小さいころから部屋の整理整頓をしなさいとよく耳にした言葉だと思います。

しかし、この基本的なことを実践することの難しさ本当の意味での理解をしていない方が、間違いなくいらっしゃいます。

②HACCPについては、業界人でないと耳にしない言葉です。

これは、昔NASAが宇宙開発において、宇宙用の安全な食べ物を作るために考案された考えです。

医者がいない宇宙で食中毒など病気にかかったら大変ですよね。

この考え方を一言で簡単に言うと

「安全なモノを作る上で、一番大事な工程を見つけて、事故が起きないようにルールを作り実践すること」

これでも分かりにくいですよね。また、別のときに詳細はお話しします。

3.安全・安心の必要性

家庭内の料理においても安全なものを作ることは大事ですが、販売する商品にとっては、とてもとても大事なことです。(当たり前ですが)

当たり前ですが、日々の仕事に追われると、どうしても人なので意識が薄れてしまうことがあります。

ですので、頭の片隅に意識を置いて作業を行いつつ、ふとした時に
しっかり意識を戻すことを繰り返すことで、習慣化されます。

お菓子は、とても手間と時間がかかる食べ物です。美味しいだけでなく、
「安全・安心」な商品をお届けして、初めてお客様に喜んでいただける
と思っています。


次回は実践編になります。

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