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【本レビュー】旅の効用 ペール・アンデション

こんにちは、シフクです。
アクセサリーブランド、Faciata(ファシアータ)を運営しながらフリーランスでアパレルブランドをお手伝いしています!


きっかけ


これも積読していた1冊。このかたはスウェーデンの作家さんで同国で有名な旅行誌を作っていた、30年あまりインド中心に旅行してるバックパッカーの方です。

ボクもコロナ前まで、旅は好きで年1〜2回は海外に行っていたのだが、それができなくなった。寂しいというよりしょうがない、という感じ。

最近はもっぱら国内旅行メインなのですが、そもそも何で旅をするのか、ということを考えたこともなかった。知らないものを見てみたい、というのが主な動機理由なのだが、それ以外に何かもっと精神的に良いところがあるのか、旅行をしながら心身を成長できるのか、わからないがそんなことを知りたく読み進めました。

この本で気になったところをピックアップして書いていきます。

スロートラベルのススメ(P124)

20世紀はどんどんスピードアップした時代。昔は旅行する異動でも今よりも数倍は時間がかかっていた。このことは古いガイドブックを見れば明らか。

何でもかんでも便利になり時間が短縮されてきた。しかしそれだと何だか味毛ない気もする。目的地に数時間かけていき、2、3日で帰路に立つ。それでは現地でのママの声というか文化というか、五感が刺激されないと思う。

ボク自身、家族で旅行行くときは代替1週間くらいかけていく、それは近場の韓国でも台湾でもそう。アメリカとかヨーロッパ圏では10日くらいはとっていく。

そうしないと観光を回るだけで終わってしまい、旅の余白が全くないからです。

余白がないと、インターネットで調べて最短k距離でそこにいき、また次のところへという感じで忙しない。せっかく行くならその周辺を散策したり、ふと目に入ってスポットにフラット入るのも面白い。

そうゆうところで現地のリアル、匂いというものを感じることができるとボクは思います。

そのほうが旅行は100倍は楽しくなると思う。


好奇心をポケットに入れて(P152)

旅をする理由は何のかというと「好奇心」の探求のため。単純に見たことないものを見て見たかったり、経験をして己の世界観を広げたいから旅行を重ねている。

最近は海外に行こうと思えば行けるようになったけど、行けなかった時はもっぱら国内の行ったところないところばかりを巡っていた。日本にも行ったことないところはたくさんある、この日本でさえもガイドブックに載っていないところはたくさんあるのだ。

なので海外なんて紹介されているところはほんの一部、メジャーなところだけ。ほんとに興味のあるところや面白いところはそこにはなく、実際そこを自分で歩いてみて初めて見つけることができる。

なので、ガイド本に書かれているところに行くのはもちろん素晴らしいことなのだが、少し時間を見つけてホテル周りを散策してみると、現地のリアルが見えて面白い。そこに結構発見は転がっていたりするので。

例えば、日本で言うと道の駅に寄って見たりするとその場所周辺のガイドマップが置いてあったりします。それをみるとネットで調べても載っていないけどおもしろそうなスポットって結構あったりしますよね。

そうゆうところに行ってみると、面白い。もちろん期待はずれ的なところもたくさんあるのだけれど、それはご愛嬌。1つの経験として旅行の失敗、トラブルは楽しかったことよりも鮮明に覚えているので、いい思い出、経験になることは間違いないです。


旅の遺伝子(P266)

旅の遺伝子をもている人、と言うのはいるらしく、リスクを冒したり新しい環境を探したりするらしいです。

また異郷を旅するのは自分を見つめ直すためとも。

確かに日本を離れ異国の地に行くと、自分て何なのかって考えるタイミングがどこの国に行っても、1人旅行でも家族旅行でも必ず考える時がある。

これは周りから見られている自分への目線が日本でいる時と全く違い、めちゃ見られているように感じると思う。

異国に行くと圧倒的にマイノリティー、言葉も通じなければ身なりも違う。そんな時に受けるコミュニケーションはなんか新鮮であるし、面白い。心地よい違和感と言えばいいのか。

日本にいると、自分の存在はぼやけてしまうように思うこともあるので、そうゆう異国の場所に身を短期間でもおくことで、日本にいる時についた汚れというか邪念というか、そうゆうものを削ぎ落とすことができるのでは、と思いました。


旅の終わりという始まり(P336)

旅は始まりいつかは終わります。いつも終わりの日はほんと寂しい思いになってしまう。小さいとき子供は帰る日に泣いてしまうほど、そのくらい最終日というのは心を動かされる。

帰路に着くときは思い出に浸ることが多いけど、それと同時に帰ってからの日常生活の旅がどのように自分に変化を与えてくれるか、というところも考えると楽しいと思う。

例えば、旅をする人はあまり感情が動かない、怒ったりしないそうだ。なぜかというと、旅ではハプニングがあって当たり前、それに一喜一憂してしまっていると身がもたないからだろう。

ボク自身、旅から帰るときは仕事のことでアタマがいっぱいになっていることが多い。飛行機の中でスイッチが切り替わる感じ。そんなテンションで会社に行ってみても、旅行に行く前後では心もちというか自分の心の余裕というか、忙しくても精神的にゆとりを感じることができる。

これは何なのだろう、と考えて見たのだがおそらく通常の生活でハプニングというものがそうそう起きるものでは無いからなのではと思った。

それは仕事がある一定のルーティン化しているからだと思う。(家では子供がわーきゃーするのでそんなどころでは全くない)

しかし、安定は暇であり退屈になってしまうもの、適度に気分転換をしたくなる。その最強の気晴らしは海外旅に他ならないのだなあ、と確信したとこです。


まとめ

中谷美紀さんのインド旅行記を読んでから、旅熱が再燃しております。この本を読んで、海外旅がなんで面白いのかがわかった気がしました。今後は渡航制限もどんどん緩和されていくのでどんどん旅に出たいですね。まずは台湾、ソウルに行ってこの三年くらいでどのくらい変わったか自分の目で見にいきたいとこです。


最後に告知

です。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。









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