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04 AIになにを任せよう?

ChatGPTの社内活用を進めるために、
人間とChatGPTの役割分担を整理することにした。
まずは、
・ChatGPTには、どんな役割が担えるのか?
・人間の仕事で置き換えたとき、どんなサポートができるのか?
これらを身近な業務に当てはめ、考えてみる。

よくある「複数人での作業」を振り返ってみると、それぞれの人たちには役割があてられている。「ダブルチェック」や「成果物の承認」を例として、これらの分担作業を分析してみると、
ダブルチェックであれば「作業+最終確認」
成果物の承認であれば「作業+承認」
というように、各作業を一般的な役割に分解することができた。

そこで、その他にはどんな分担作業のパターンがあるのか考えてみた。
「作業 + 質問回答」
「範囲の絞り込み + 作業」
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どうしたものか、思った以上にでてこない。発想力の乏しさを痛感しながらも、今、渦中のAIであるChatGPTに頼ってみた。さすがだ、ChatGPT、すらすらと続きを補完してくれた。

  • 作業 + ミス検知

  • 結果の確認と修正

  • リサーチ + まとめ

  • 設計 + 実装

  • プレゼンテーション作成 + プレゼンテーション実施

  • 創造的なアイデア出し + 実現可能性評価

なるほど、たしかにそういうパターンもある。

わたしたちのメイン事業である脆弱性診断業務で考えると、いくつかの業務が当てはまる。上手く活用できれば、より品質の高い分担作業が叶うだろう。なかでも「診断内容を設計する」作業工程でChatGPTの力が発揮されると考えた。

この設計工程は「診断作業の範囲や手順」を決めるもので、診断の品質に大きく影響する責任の重たい作業で、重要な判断を何度も繰り返すため、安心して作業することが難しい。

けれど、そこにChatGPTが第三者として助言、あるいは間違いを指摘できたとすれば。それは、エンジニアの不安や孤独を払拭し、責任ある役割を共に担う存在になるのではないか。

こうした経緯を経て、「診断内容を設計する」という作業工程にAIの手を借りることにしたのだった。

次回は、この設計業務をさらに詳らかにしていき、AIとの共存を図っていく。

つづく


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