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過去 3 年間で大企業の約 3 分の 1 がサイバー攻撃被害に

こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を一部抜粋しご紹介します

・今回の解説ニュース
・よく導入されているセキュリティ対策の効果
・セキュリティ対策の啓発

今回の解説ニュース

大企業が受けたサイバー攻撃の被害とメールのセキュリティ対策について、調査結果が発表されています。今回は、よく導入されているセキュリティ対策の効果と、セキュリティ対策の啓発について説明します。

今回の調査は、全国の従業員300名以上の企業に勤務する合計1,035名を対象に実施したアンケートの結果をまとめたものです。サイバー攻撃の被害として、過去3年間でサイバー攻撃の被害にあった割合は、全体では29.3%でした。概ね企業規模が大きいほどサイバー攻撃の発生割合が高い傾向にあり、被害の内訳を見ても、従業員5,000人以上の企業で最も多く発生したのは「社内のシステムや端末がウイルス感染した」が60.8%、「社内・社外に不正なメールを拡散した」が33.8%と続きました。

メールのセキュリティ対策について尋ねたところ、従業員5,000人以上の企業で導入割合が高いのは「アンチウイルス・アンチスパムフィルター」が69.4%で最も多く、「受信した添付ファイルのチェック」が48.4%と続きました。

よく導入されているセキュリティ対策の効果
メールのセキュリティ対策の一つとして、アンチウイルスやアンチスパムフィルターは効果が高いと考えられます。

コンピュータウイルスやランサムウェアなど、マルウェアは主にメールを経由して感染を広げます。理由として、メールアドレスさえわかればユーザのパソコンに届いてしまうため、最も選択されやすい感染経路の一つとなります。よって、メールのセキュリティ対策としてアンチウイルスやアンチスパムフィルターを導入すれば、マルウェア感染だけでなく、フィッシング詐欺の被害も未然に防止できる可能性があります。

その他のトピック

セキュリティ対策の啓発
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