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非常勤医師が患者リストを通勤途中紛失

こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を一部抜粋しご紹介します

・今回の解説ニュース
・やむを得ず、パソコンなどの情報資産を持ち出す場合の対策
・パソコンの紛失や盗難に備えた対策

今回の解説ニュース

個人情報が入ったカバンを紛失してしまったということです。今回は、情報資産を持ち出す場合の注意点や、紛失や盗難に備えた対策について説明します。
今回のインシデントは、46名分の患者氏名、患者ID、年齢、性別等が記載されていた診療予約リストを紛失してしまったというものです。

原因としては、個人情報の院外持ち出しは禁止されていましたが、事前確認のために印刷した診療予約リストが入ったカバンを、通勤途中に紛失してしまったことが挙げられています。

その対策として患者や患者の家族に対し、謝罪と説明を行っています。また、利用した交通機関に連絡、警察にも遺失届を提出していますが、カバンは見つかっていないということです。

再発防止策としては、今後、非常勤医師を含む職員全員に対し、改めて個人情報の院外への持ち出し禁止について周知徹底を図るということです

やむを得ず、パソコンなどの情報資産を持ち出す場合の対策

やむを得ず、パソコンなどの情報資産を持ち出す場合は、持ち歩く時間を最小限にすることが必要です。

情報資産を持ち歩けば、一定の紛失や盗難のリスクが発生します。持ち出す時間が長ければ長いほど、そのリスクは比例して大きくなるわけです。リスクを完全になくすためには、情報資産を持ち出さない選択をすることになりますが、それが難しい場合は、できるだけ持ち出す時間を短くすることを意識してください。また、持ち出す時間が一定でも、気のゆるみによって紛失や盗難のリスクは増えることになります。

その他のトピック

パソコンの紛失や盗難に備えた対策
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