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スクラムマスター資格「PSM I」取ってみた|取るメリットは?どんな人におすすめ?

スクラムマスター目指して日々勉強中!SHIFTの三谷です。
先日、スクラムマスターの資格「PSM I」を無事取得しました!!
やったー!!

そこで、実際に取得した私の経験に基づいて、

  • PSM Iを取得することに、メリットはあるか?

  • PSM Iの取得は、どんな人におすすめか?

について、私の考えを述べたいと思います。


そもそもPSM Iって何?

PSM(Professional Scrum Master)は、Scrum org.が認定しているスクラムマスターの資格です。
レベルはI~Ⅲまであります。PSM Iが最も易しく、スクラムガイドの記載内容と、その応用が問われます。

スクラムマスターの資格といえば、CSM(Certified Scrum Master)、LSM(Licensed Scrum Master)を想像する方も多いでしょう。その2つの資格との大きな違いは、以下の3つです。

  1. 研修の受講が任意
    CSMとLSMは、受験前の研修受講が必須であるのに対し、PSMは試験だけを受けることも可能です。

  2. 時間と金額のハードルが低い
    CSMとLSMは、研修の受講が必須であることから、2~5日間の拘束時間があります。金額は20~30万円です。
    一方PSMは、試験はオンラインでいつでも受けられます。所要時間は1時間、受験費用も$150です。なお、資格の更新費用もかかりません。

  3. 試験は英語のみ
    CSMとLSMでは、日本語のカリキュラムが提供されていますが、PSMにはありません。英語で受験する必要があります。
    とはいえ、Google翻訳のプラグインを使用することが、Scrum org.公式からも提案されています。これを入れておけば、問題文を翻訳することができるので、英語が苦手でも特に問題にはならないでしょう。

PSM Iを取得することにメリットはあるのか?

私は、PSM Iを取得することにメリットはあると感じています。
ここでは、私が実際に感じた2つのメリットをご紹介します。

①スクラムの基礎知識があることを証明してくれる

「スクラムに関する知識はありますか?」と聞かれ、YESと答えたい場面って、ありますよね。配属面談の時とか。
しかし、どれだけ自信満々に「ハイ!!!」と答えたとしても、知識があることを裏付けてくれる事実が無ければ、説得力に欠けます。

スクラム開発の実践経験がある人は、それが裏付けになり得るでしょう。では、そんな経験が十分にない人は、どうすれば...?

そこで役に立つのが資格です。
PSM Iに合格しているという事実が、「スクラムの基礎的な知識を備えている」という主張の裏付けになってくれるのです。

②チームの改善点が見えるようになる

①が「資格を取ること」自体によるメリットだとすれば、こちらは「資格を取るために勉強したこと」により得られるメリットです。

スクラムガイド曰く、「スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、人々、チーム、組織が価値を生み出すための軽量級フレームワーク」です。 つまり、これを学んだということは、「複雑な問題に直面している時には、このような解決法を取ると良い」という型のひとつが、頭の中に入ったということなのです。

その状態でチームを見ていると、不思議なことに、見え方が変わってきます。例えば、「あれ、このチームって、十分に振り返りができていないんじゃ...。定期的に振り返りの機会を設けた方が良いのでは?」なんて、突然思えるようになるのです。

PSM Iの取得は、どんな人におすすめか?

PSM Iの特徴と、私が感じているメリットを踏まえて、PSM Iの取得をおすすめしたい人の特徴をピックアップしてみました!

①スクラム開発の経験が浅い人
「スクラム開発の経験を積もう!」と思っても、スクラム開発をやっているチームに配属されなかったりと、なかなか思い通りにはいかないもの。

一方、資格試験であれば、お金さえ払えば受けられます。
しかも、PSM Iは、CSMやLSM等、他のスクラムマスター資格に比べて、時間と金額のハードルはかなり低いです。

スクラム開発の経験が浅い人が、自身のスクラム知識を手っ取り早く証明するには、うってつけの資格です。

②チームを改善したい思いはあるが、チームの何が問題で、何をして良いかが分からない人
「このチーム、なんだか改善の余地がありそうな気がする。しかし、何が問題かがイマイチ分からない!」というモヤモヤした思いを抱えている方、PSM Iの試験範囲を勉強してみてはいかがでしょうか。

本稿でもメリットとして挙げた通り、PSM Iの勉強をしていると、スクラムという1つのフレームワークを頭に入れることができます。これにより、「このチーム、フレームワークから外れているぞ」という違和感を抱けるようになります。

③スクラムの基礎を学びたいが、いまいち勉強が捗っていない人
スクラムを勉強したい!でも、何から手を付けて良いか分からない。スクラムガイドを読むと良いらしいが、読んでもいまいち頭に入らない。
そんな方にも、PSM Iはおすすめです。

スクラムガイドを読む→PSM Iの模擬問題を解く→間違えた部分はスクラムガイドを読み直す、というサイクルを繰り返せば、スクラムガイドをぼんやりと眺めているよりも、内容理解のスピードはぐんと上がります。
また、「PSM I合格」というゴールを設定することで、勉強のモチベーションアップにもなるでしょう。

ちなみに、Scrum org.公式の模擬問題はこちら。無料なので、気軽に何度でも挑戦しましょう。
Scrum Open | Scrum.org

最後に

私自身、これまでにスクラムマスターをまともに経験したことはありません。しかし、「スクラムマスターになりたい!」という思いを抱きながら、スクラム開発チームのメンバーとして、コツコツと仕事をしてきました。

そしてついに、このPSM I取得が大きなきっかけとなり、「スクラムマスターっぽい仕事あるけど、やる?」と声がかかるまでになりました!!

SHIFTには、既に現場で活躍しているスクラムマスターが在籍していることはもちろん、未経験からでもスクラムマスターを目指せる環境があります。
SHIFTのスクラムマスターが、どのように成長し、どのような場で活躍しているのか、以下のページで紹介しているので、ぜひ覗いてみてください。

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執筆者プロフィール: 三谷 瞳

ITベンダーで要件定義・開発・テストを彷徨った後、「SHIFTならアジャイルのプロになれる」と聞いて、2020年にSHIFTに入社。今はスクラムマスターとして成長すべく、日々勉強中。

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