だから、私はフリーレンのような強くて素敵な存在になりたい!

「葬送のフリーレン」の主人公のエルフであり、フリーレンは作中でもとても強い存在だが、実はあまり強くないのではないかとネットの反応などでも見たことがある。自分もそう思っていた。
そう思う一番の大きな理由は、単純に彼女よりも強大な力を持った存在や、彼女よりも強いと感じる人外のような凄い人間たちがいるからであろう。
フリーレン自身も自分は生きていた中で10回以上も負けていると言っていることもこの印象を強くする要因だと思う。

では、フリーレンがとても素敵だと思う点について話そうか。
彼女は魔法の資格を取るための試験のときに、同じチームになった仲間に対して条件付きではあるが、勝てないと簡単に言っていたことがある。

これはとても凄いことを言っていると感じた。

多くの存在は自分の長年研鑽、経験を積んできたことに対して自信を持つ。
フリーレンの場合は魔法だ。
その魔法での戦いにおいて、彼女はいとも簡単に勝てないことを認めることができてしまうのである。

フリーレンは最低でも1000年以上の間、修行を積んできた魔法使いである。
それにもかかわらず、彼女は自分と比べても未熟な存在に負ける可能性があり得ると思えるのである。

この考えはフリーレンが負けた経験によって至ったのか、魔力制限による相手の油断を誘うがゆえに身に着けた心構えなのかはわからないが、
彼女の一番の強みはこの考えだと思った。

要するに、私風にこの考えを言葉で表すならば、

自分よりも強い存在にも勝つ可能性もあり、
自分よりも弱い存在にも負ける可能性もある。

だから、私はフリーレンのように強くて素敵な存在になりたい!

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