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【極論】コロナ禍中、重要度が増す中国について思うこと

以前から国際社会に大きな影響を及ぼしていた中国。特にリーマンショック以降では、いち早く経済対策を行い世界の経済に大きな役割を果たしてきました。チャイナマネーはアフリカやEUでも影響を与えます。その後コロナ禍では、良くも悪くも今まで以上に世界の主役になりつつあります。

そして今、中国では、様々な災厄が危惧されています。

この記事でも中国について取り上げました。

新型コロナウイルス禍、異常気象による洪水、水害、世界最大の三峡ダムの懸念、豚コレラウイルス などです。

ここでは取り上げていませんでしたが、ペストなどの問題も浮上しているようです。

そして大きな問題が、香港問題。国際的な約束だった一国二制度で香港の立場が約束されていたと思ったのですが、どうもそうではないようです。中国共産党や指導者の都合がそれを上回るらしいです。

昔から中国という国は、法治より人治が上回る。そんな歴史的伝統があるのかもしれません。

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世界の覇権を握り、偉大なる中華文明圏を世界中に広げようと実行に移しつつあるように思えてなりません。

かなり昔のことになりますが、私が社会人になりたての頃なので、今から30年以上昔の話です。当時大学卒業を控えた友人が、卒業旅行で中国に行き、カルチャーショックを受けたと言ってました。

個人としての自己主張の強さ、独立した物の考え方やシビアさ。日本人間の言わずもがなや、阿吽の呼吸、忖度などは通用しない。言うべきことは言わないと伝えられない。こういうことを語ってました。私にとっても新鮮でした。こうやって、今でも思い出します。

この辺りは今の中国でも同じでしょう。

私も含めた普通の日本人の感覚と、中国を含めた世界の多数の感覚は違うようです。

日本、日本人は自らのアイデンティティを明確に表明する必要があると考えます。まずそこからです。その立ち位置に従って個別に事象を精査することが大事です。忖度やバーターなしに善し悪し、必要無用を判断し、外の社会と交渉する。国の場合は外交になります。その姿勢が大事ではないでしょうか。

日本の国民からしても、国の姿勢は見えにくいのではないでしょうか。これは、日本の政党にも感じられることですが。

いいとこ悪いとこ問題を分けて個別に評価する感覚が必要です。それをもとに交渉して条件をすり合わせる。交渉のデットラインの認識を朧げながらでもいいので感じることが大事だと思います。一個人の立場で納得できなくても、共通認識は必要だと思います。

感謝するころ、毅然とした態度で拒否するところ、明確な態度で挑むべきだと考えます。

いいとこどりを上手く調整して成立させるために、調整と再構築のハイブリッドな複合的センスが必要だと感じます。

これも昔の話ですが、30年ぐらい前の話です。中国相手に木材の貿易をやっている友人がいました。その人が酔っ払うといつも言うことがありました。中国人は一枚上手の交渉上手だと。懐に上手に入って来て、いつもこっちの好きな弱いところをついてくる。そこでこちらをいい気持ちにさせて、交渉を自分らの優位な条件で纏めていくと。

いつか、一度でいいから彼らに一杯食わせたいと。

中国は偉大な国で、重要な隣国です。聡明でシビアで、交渉上手です。独裁のおかげか、時間軸の感覚が、何十年という単位になり、それを元に今の行動を導き出しているようです。今のトップは、少し前のめりな感じが世界にとっての大きなリスクになりそうに感じます。

このような中国とどうつき合うべきか。重要な問題と認識し日本人として考えて行きたいと思います。


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