好きな部屋で暮らす
南窓の部屋が好きだ。朝陽と共に起きられるから。
ちいさな間取りがいい。広いと自分が手掛けられる範囲からはみ出してしまうから。
空が広く見える河原沿いを愛する。気分転換に散歩できるから。
ウォールナットや生成り色の家具や棚を選んだ。夜、暖色の間接照明と相まって、部屋をあたたかく見せてくれるから。
色々な地でひとり暮らしをしてみたら、気づかなかった自分の好みを知ることができた。
必ず2階以上に住む。寝る直前にはカーテンを開け、朝に陽が入るようにする。休日にはJ-WAVEを流しながら洗濯機を回す。近所の銭湯を訪れてみる。食事がめんどうなときはウーバーイーツでビッグマックを注文してしまう。たまには好きな人に手紙を書いてみる。
自分の好きな動作や繰り返しをひとつひとつ積み重ねることが、生活を営むことなのだと気づく。そんな生活を営むことで、自分の生き方を納得して、自分で認められる。生きていていいのだと感じられる。
好きな部屋で暮らそう。
眠くなってきたので、今日はここまで。
おやすみなさい。また明日。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?