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恋人が入院しちまったよ〜

恋人が入院してなんだかんだ1ヶ月経ったので振り返り。



7月の初め、恋人は東京に遊びに行っていた。2週間くらいの滞在予定だった。
お金がまじでないのによく行くなーと思ったけど東京に住む友達が何人かいて、毎日誰かの家に泊まらせてもらってた。と思う。
詳しいことは聞いてなかったしよくわからない。



入院したことは、まず彼のお母さんからの電話で知った。彼から聞いていた予定の記憶が合っていれば、東京から帰る前日だったかな?

電話では、
体調を崩して東京の病院に入院することになったこと、彼と連絡取れなくて心配してたかもしれないけど数日前から携帯をなくしていたからだということ、詳しいことは本人から話すよう言うから気長に待ってほしい
ということを伝えられた。
私はもし大丈夫そうなら面会に行きたいですと言ったのだが、できるできない以前にさっき入院手続きしたばっかりで彼母自身もわからないことだらけとのことだった。
色々私のことを気遣ってくれたり、ありがとうごめんねをたくさん伝えてくれたが、
彼のことは話しづらい雰囲気を感じて詳しく何があったかとかなにが原因で入院したかとかは聞けず。
まあとにかく気長に待って欲しいと言われたし待つしかないねえ。

わかった情報は入院したことと携帯なくしてることだけ。
体調崩すってなんだ?怪我なのか?精神的なものなのか?謎だらけ。まあ入院の原因が心的じゃないにしても心は沈んでるんだろうな。
そして携帯のことだけど、彼とは元々連絡を頻繁に取り合わないからそういえば返信が来てなかったが気にしてなかった、、笑
高すぎるけどそれしか選択肢がなくてものすごく落ち込みながら買ったiPhone14、買ったばっかりだったのに、、、ショック〜!

それから私は、
大丈夫だよ気長に待ってるよという気持ち
何があったんだろうという不安
彼母のことは信頼してるけど病院の名前も教えられず本人にも確認できないし「ほんとに入院してるのかな?」という疑問とそう思ってしまう罪悪感
いろいろ感情がグルグルしながら数日過ごした。

入院して1週間経ったし、手紙を書きたいので病院を教えてくれないかと彼母に聞いてみた。
患者宛に手紙出して良いかとか宛名の書き方の確認は私が病院に問い合わせると言ったのだけど、彼母も手紙の事など病院に連絡しようとしてたらしく彼母から問い合わせてまた私に連絡するから待っててと言われた。
これは、またなにも話が進展しない?!
いや、まあ、ありがたいのだが、、ちょっとモヤモヤ、、

でも手紙を出すのは連絡を催促したいわけではなくただ私の気持ちを、気長に待っているということだけ伝えたいと言うとすごく感謝してくれたしただでさえ彼母と話してると楽しい気分になれるのでなんかウハウハしてしまって最終的にまあいっか🎶という気分になり電話を切ってしまった。
あと彼から彼母に電話があった(公衆電話からで2分のみと一瞬だけど)ことを聞けたのでそれだけで嬉しくて満足してしまった。

ということで、また情報を全然得られなかった😅


その次の日。
仕事を終え携帯を開いたら非通知の不在着信。2件も。きっと公衆電話!絶対彼からだ!!
でも非通知はかけ直せず悔しくてムズムズ。
不在着信からそんなに時間は経ってなかったのでもう一回かけ直してくれ〜〜と願ってたらかかって来た!
久しぶりに聞く彼の声。
病院の名前を教えてくれて、電話はあんまりかけれないから手紙を出してと言われた。元気にしてるということも教えてくれた。

電話した時間はやっぱり2分で一瞬だったけど、嬉しい!!!

教えられた名前の病院を調べたら、そこは精神病院だった。
まあ元から不安定で繊細な人だし、東京で楽しみすぎたり大変なことが起きたりして(携帯なくしたのしか知らんけど)感情の規模がデカくなりすぎたりして、さらに不安定になったんだろうなあと思った。
しかし入院するくらいだから暴れたりしたのか?お酒がらみか。。??

まっ、わからんけどとりあえずやっと手紙は出せる!
手紙出してと頼まれるということは、退院は
まだまだなのだろうけど。よりによって遠く離れた地で、、

早速病院に電話。
手紙を出したら患者に渡してくれるのかを確認。ついでに家族じゃなくても面会できるのか聞いてみたけど、できるかどうか自体が個人情報と言うことで家族以外の人には教えられないと言われた。
気持ち的には妻なんですが。。とか思いつつ決まりなので仕方ない。
彼母に頼んで聞いてもらったりそれで私でも面会できるようになったりするのかもしれないけど、まあとりあえず手紙を書くか。
患者とは個人的に連絡をとっていただくしかないです、、と謝ってくれたけどその携帯がないんすよーートホホ


手紙は、入院生活は退屈だろうから便箋3枚と、イラストとか近況報告エッセイみたいのとかもいろいろ入れた。
見てほしい順にして封筒に詰め込んで、雑誌とか作ってる気分。家に帰ってから出勤するまで寝る間も惜しんで書いた。
病院でどれくらい自由が効くのかわからんのでテレカと切手と葉書も同封した。ハガキと切手は返事をお願いしてる訳ではなく、もし文章で書きたいことがあったら使ってねという気持ちで。
そしてすぐ読んで欲しくて速達で出した。
バイトに間に合わないかもとヒヤヒヤした。頼まれてもないのに勝手に時間に追われてるし全力すぎ!

手紙を出して1週間経って、彼からハガキが届いた。感動。
しかもたくさんの文章、私が出した手紙が届いたその日に書いてくれていたみたいだ。感動!
手紙の返事をまた書くと書いてありこのハガキは返事ではなくって、暑中お見舞いと近況報告みたいな感じだった。
まあ近況といっても詳しくは書かれてなかったけど東京での暮らしがドラマの連続で感情の規模が大きくなりすぎたみたいなことが書いてあり、大体私が予想してる通りのことが起きたんだろうなって文章だった。
退院はまだいつになるかわからないとのこと。
品とユーモアのある彼ならではの素敵な言葉たちだった。
切手が見つかったら手紙の返事を書くとのことで、最初から同封するのをレターセットにしておけばよかったと後悔。
レターセットと迷ったけどプレッシャーかもしれないと(文章を書く気力や労力がどのくらいあるかわからんかったので)より手軽で気軽に書けそうなハガキにしてしまったのだ。

というわけでまた急いで全力のエンタメ手紙を書いて切手と封筒と便箋も同封して次の日に速達で出した。


その数日後、彼のお母さんから電話。
彼は退院しても一人暮らしに戻るのは厳しいと病院から言われたので、マンションは引き払うことにしたと言われた。退院したら彼は実家暮らしになるとのこと。

そうかー。
私が一緒に住むと言っても(実は秋から私がそのマンションに転がり込む形で同棲するつもりだった)多分彼は仕事を辞めることになりそうだから金銭的に2人でやっていくのは無理があるし、色々とそれどころじゃないからしばらく実家で休んで欲しい。
別に不利点ばかりの部屋だったからマンション引き払うのは名残惜しくもないけど、一緒に住むことをずっと夢見てきたからちょっとさみしい。
けど彼と一緒にいれるというでっかいひとつだけの利点で自分を盛り上げたり誤魔化してきたけど、正直私は引っ越すことが新しい仕事とかお金のこととか不安になってばっかりだったので、もうそういう心配はしばらくしなくて良いんだなとホッとしちゃったりした。
もちろん一緒に住みたいに決まってるが、とにかく私たちには心配事が多いので、、
あと彼の実家が好きなので定期的にこれから会いに行くたびに行けるという楽しみもできた。なーんて、呑気すぎかな。
まあ同棲は心と環境がしっかり整ったとき、いつかできますように!


そして一昨日のこと。
夢に彼が出てきたのでもしかしたら。。と思ってたら本当に返事の手紙来た。
彼は統合失調症とのこと。
またすごい、魂の学びの場を与えられたなあ。。
彼は昔から色々と大変な境遇で、背負わされすぎだよー!と思うけど、なにか世界を変えたり学びを得るためにすごい人生の旅をしなくちゃいけない人なんだなとつくづく思った。
私はたまたま統合失調症のエッセイ漫画やら体験談やらよく読んできていてすこし知識はあるつもりだしショックでもないんだけど、びっくりはした。いつから発症してたんだろうか。。?
でも手紙の文章は全体的にいつもと変わらず明るくお茶目でユーモアがあった。
あとやっぱり入院生活はとっても不自由だそうで、私の手紙に助けられたり元気をもらっているみたい。嬉しすぎる!!!!!生きててよかった!!!!!!
そして退院も3ヶ月でできるみたい。
よろしくない精神病院に入院するとなかなか退院させてくれないとか、出られんくなる話とかも聞くので、本当に良かった。。

病気のことは病名しか触れられておらず、そこについて彼はどんな思いなのか汲み取るのが難しいのでなんと言及するか悩み中。
あと彼の一人暮らしのマンションは家賃未納になったりしながらも家族でなんとか死守していると書いてあったのだけど、もしかして退院したら一人暮らしに戻って秋からは予定通り私と同棲するつもりなんだろうか?実家暮らしになることを知らないのか?
どこまで家族やお医者さんから聞かされているんだろう。もし同棲を楽しみにして入院生活を頑張っているのかと考えたら、苦しい!!!


ここまでが現状!明後日は彼のご両親と一緒にマンションに行って、彼の部屋に置いてある荷物取りに行ったり片付けしに行きます。物が(服に全力投球だけど)多すぎるし、すごく散らかっている。ひえーー。


【追記】
さっき彼のご両親と電話したけど、彼自身も退院しても一人暮らしに戻ることはできないのはわかってるらしい。とりあえずそこは把握してるようでよかった。






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