見出し画像

遅刻しないように前入り作戦を決行する。

私は、はっきり言って遅刻魔だ。
(名誉の為に言っておくと、仕事ではたぶん一回も遅刻していない。)

プライベートでは、自慢ではないが、数えきれないくらい遅刻してきた。
今思えば、これは小さいころからだ。
今まで待ち合わせで待たせた人たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

だから最近は、今まで待たせて来た人との待ち合わせとの約束は特に、絶対遅れないようにしている。

それに、相手が遅刻してきたら、ラッキー!とさえ思う。

何故なら、今まで相手を待たせた「遅刻負債」みたいなものを返済できるような気がするからだ。
(厳密に言えばその時の時間じたいは取り戻せないのだが・・・。)

だから今まで自分が待たせてきた相手が遅刻してきても、怒るどころか嬉しかったりする。

もちろん、今まで自分が待たせたことの無い人に対しても遅刻しないように心がけている。

ところで。
こんな書き方をすると、遅刻を絶対しない人からするとブチ切れられるかもしれないが、なんで遅刻してしまうのか?という原因は、なんと当の本人にとっても不思議だったりするのだ・・・。

どれだけ早めに準備を開始しても、何故か――と書くとやはり不遜な感じというか、不誠実な感じがするのだが――気づいたらいつも時間ギリギリになっているのだ。

これは音痴とかと似たジャンルの問題のような気もする。(自分を正当化するつもりではない。)

音痴っていうのは、頭でなんとなく分かっていても、正しい音程を発生できない現象のことだが、あれと似ている気がする。

時間は時計を見れば数字として分かっているけど、身体感覚的には少しズレてしまったりする。

もちろん、遅刻するのは仕方無い、というつもりは一切ない。

何を言いたいかというと、早めに準備をする、とかそういうことでは対策として効果が無いということだ。

また、時間音痴以外にも遅刻する原因はいくつかある。

・家を目標時間に出たけど、ギリギリ一本電車を逃してしまう。
・電車の乗り換えミス。
・電車の遅れ。
・目的の駅に着いてから現地(お店など)までの道中で手間取る。

などなど・・・。
私はこれらすべてを解決する方法をついに編み出した。
それが、「前乗り作戦」だ。

「前乗り作戦とは・・・」

集合時間より遥か前の時間に、現地に着いて現地で違う予定を過ごすという方法だ。

「前乗り」とは、本来は予定の前日から現地入りすることを指すらしい。
だから、厳密に言えば「前乗り」ではないのだが・・・。

しょうもない方法に思えるかもしれないが、これが結構有効だ。

例えば、18:00~新宿で飲み会だったとする。
そしたら、午後イチ、例えば13:00から新宿に行くのだ。

そして、新宿で過ごす。
買い物をしたり、ウィンドウショッピングをしたり、カフェに入る。

もっと強度をあげるなら、
現地で映画を観たり、銭湯に入ったりする。

ポイントは、「早めに着く」のではないところだ。

この際はっきりと言うが、「早めに着く」などという甘い考えでは奴(遅刻という悪魔)の触手から逃れることはできないのだ!

大事なのは、「現地で前の予定を入れる」ことだ。
現地で、予定の前に映画を観るとか、銭湯に入るとか。

そうすれば、2~30分早く着いておくなどという曖昧なノリではなく、「映画が〇時からだから、△時につかないといけない。」
とか、
「銭湯にゆっくり入りたいから、××時につきたいな」

というふうに積極的で前向き、健康的で建設的な遅刻対策となるのだ。

前乗り作戦のいいところは他にもある。

集合時間が近づいてきたところで、相手が「ごめん、15分くらい遅れる・・・」みたいなLINEをしてくることがあると思う。

そういう時、前乗り作戦を実行していれば、その現地での予定を引き延ばせば済むから便利だ。

15分って、カフェに入るには短い時間だし、スマホをいじり続けるにはちょっと長い時間だ。

別の過ごし方を考えたとしても、だいたいそれを考えているだけで、15分が過ぎてしまう。
もしくはその場所に行くだけで15分が過ぎてしまう。

こういう面から考えても、前乗り作戦は効果的だ。

今後も基本的には前乗り作戦で遅刻を防いでいきたいと思う所存だ。



この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?