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読書ノート/読書感想文

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■マガジン制作の目的 読書において、 ・考えたことを整理し、より深く考え、 ・感じたことを言語化し、 ・発見したことを言語化し、保存し、 ・思いついたこと、覚えておきたいことを保… もっと読む
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#読書ノート

名付けて、「ドストエフスキー効果」~「カラマーゾフの兄弟」を読み終えてから少し経…

2か月くらい前に「カラマーゾフの兄弟」を読み終えた。 あんなに巨大な小説を読んだのは人生で…

七味唐辛子
5か月前
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「太陽の季節」(石原慎太郎)【読書ノート】

まず、タイトルがいいなー。 石原慎太郎さんの他の著書、「灰色の教室」、「処刑の部屋」、「…

七味唐辛子
5か月前
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「海辺のカフカ」(村上春樹)【読書ノート】

村上春樹さんの小説を初めて読んだ。 まず、構成に驚いた。 「カラスと呼ばれる少年」という…

七味唐辛子
5か月前
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キャッチャー・イン・ザ・ライ(J・D・サリンジャー)訳:村上春樹【読書ノート】

ライ麦のライと、嘘の「Lie」がかかってるのかなぁ?と思いました。 つまり、「ライ麦畑」=「…

七味唐辛子
6か月前
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【完】カラマーゾフ万歳!【カラマーゾフの兄弟との格闘日記④】

8月頃から読み始めて4か月ほど、ついに「カラマーゾフの兄弟」を読み終えました。 読書体験記…

七味唐辛子
7か月前
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いまこそ読みたい「バカの壁」【読書ノート】

こ、これだ、、私の思っていたことは・・・! と、読んだ瞬間にビビッと来ました。 「バカの…

七味唐辛子
7か月前
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#3 カラマーゾフの兄弟が難しすぎたので色んな読書法を編み出しました。【カラマーゾフの兄弟との格闘日記③】

「カラマーゾフの兄弟」を読んでいます。 格闘日記、ラウンド3です。 ラウンド2では、いかに読むのが大変かという話を滔々と書きました。 「カラマーゾフの兄弟」が難しすぎて、あの手この手を使って適応しようと工夫を凝らしてきました。 その中で色んな読書法を編み出してきたので、その読書法をいくつかシェアしたいと思います。 皆さまの読書活動にちょっとでもヒントになると幸いです。 (全体で計5,000字を超える分量になってしまったので、目次から気になる読書法だけかいつまんで読むの

#2「どうして読むのがこんなに大変なんだ!」【カラマーゾフの兄弟との格闘日記②】

カラマーゾフの兄弟を「必死に」読んでいます。 読むのが大変すぎて涙目になっています。 読ん…

七味唐辛子
8か月前
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FACT FULLNESS(ハンス・ロンダリング他 訳:上杉周作、関美和)【読書ノート】

古本屋で、あまりに何回もみかけるので、買ってしまいました。。 それと、一時期ものすごく流…

七味唐辛子
8か月前
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芸術起業論(村上隆)読書ノート

要旨の解釈 ・芸術制作は商業行為である。だから、ビジネスセンス、マネジメントセンスが必要…

七味唐辛子
8か月前
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「われ広告の鬼とならん 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯」 (船越健之助)…

国内では最大、世界でも屈指の広告代理店、電通。 その歴史はそのまま日本の広告代理店ビジネ…

七味唐辛子
8か月前
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「われ広告の鬼とならん 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯」 (船越健之助)…

電通を世界企業にした男、電通四代目社長、通称・広告の鬼、吉田秀雄の伝記、「われ広告の鬼と…

七味唐辛子
8か月前
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「われ広告の鬼とならん 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯」 (船越健之助)…

今日の大企業は、はじめから大企業だった訳ではありません。 大企業になっていった軌跡を紐解…

七味唐辛子
8か月前
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「今日の芸術」岡本太郎【読書ノート】

<要旨> ①現代は高度に発達した経済社会の中で、分業制が進んでいる。 ↓ ②分業制が成熟すると、人々は限定的、部分的な仕事にのみ従事するようになる。平たく言えば、「決められた仕事を決められた通りにやる」という状況。いわゆる社会の歯車の一部となってしまう。 ↓ ③決められた仕事だけを決められた通りにやればいいという状況下では、新しい仕事を創りだすことや、新しい仕事の進め方を創造する必要がない。そうすると、生きる喜び、創造する喜びを失い、自己の全体性を失うことになる。太郎はその