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「七月堂のヤバイ本フェア」開催のお知らせ

このたび七月堂古書部にて、高塚謙太郎『量』(祝!第70回H氏賞受賞!)を特集とした、「七月堂のヤバイ本フェア」を開催いたします!

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開催場所:七月堂古書部 と 七月堂古書部オンラインショップ

始:2021年6月3日(木)
終:7月半ばくらいまで

七月堂古書部定休日:月、火、水+不定休
営業時間:12:00〜19:00


フェアの主な企画としましては、髙塚謙太郎『量』を特集とした冊子を無料配布いたします!

気になる内容は…

◉髙塚謙太郎『量』自註解説(各詩篇において!)

◉TOLTAによる解説「髙塚謙太郎『量』について」(各詩篇におき!!)

◉37人の詩人、作家に聞いた。「あなたにとってヤバイ作品」

*参加作家*

赤城斗二男・朝吹亮二・阿部弘一・一方井亜稀・大野南淀・藤本哲明・村松仁淀・大橋弘・小笠原鳥類・小川三郎・鎌田伸弘・川津望・河村悟・菊石朋・窪島誠一郎・倉本修・栗原洋一・黒崎立体・黒田夜雨・Shie・白島真・神泉薫・杉中昌樹・湊禎佳・髙塚謙太郎・タケイ・リエ・辻和人・永澤康太・西尾勝彦・深沢レナ・藤井晴美・古溝真一郎・増田秀哉・峯澤典子・宮内喜美子・梁川梨里・四方田犬彦(五十音順・敬称略)

◉特別寄稿:野村龍コラム「ヤバい音楽家 バルトーク・ベーラ」


七月堂から本をだしてくださった、(それぞれにヤバイ本の生みの親でもある!)一部の作家の皆さまにご協力いただき、「あなたにとってヤバイ作品」を、書籍とそれ以外のジャンル(映画・音楽・舞台などなど)からも選んでもらってコメントをいただきました。


フェアでは、ご選書いただいた本を可能な限りで入荷

これらを、七月堂古書部店頭とオンラインショップにて販売します。

オンラインショップで、七月堂書籍や「ヤバイ本フェア」で取り上げる書籍をご購入くださった方には無料でお送りしますので、ぜひこの機会にご利用ください。(*商品とは別送になることもあります)

また、送料をご負担いただき冊子のみをご購入いただくことも可能です


「詩をどこから、誰から、どんな風に読んでいったらいいか分からない」、そんなお声を古書部の店頭で耳にするたび、好きなものに惹かれて、その人の本を手にする機会があってもいいのではないだろうか。もっともっと、気軽に。

髙塚謙太郎『量』のヤバさや面白さをもっとお伝えしたい気持ちと同時に、そんな風にも思って企画したフェアでした。

お手にとってくださる方に、少しでもお楽しみいただけることを願っています。


このフェアは今後、大型書店さま、個人書店さまでも開催していただく機会をいただけるかもしれません。

その時はまた、それぞれの店舗さまのラインナップをお楽しみいただけることと思います。

追加情報は、あらためてアップしてまいりますので、長い目で眺めていただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!


そして最後に。

本当はこのフェアは、昨年の春より開催の予定でした。

不安のつづくご時世ですが、この機会を得られたことは、ご協力くださった皆さまの筆の力と、励ましと、じっとお待ちくださった辛抱強さに他なりません。なんとしてもお蔵入りにはさせない、紙媒体にして配布する、という気持ちを保つことができました。

ありがとうございます!


Special thanks 川島雄太郎(冊子デザイン・本文組版)




本当の最後に。

2021年がはじまり少したった頃、栗原洋一さんの訃報が飛びこんできました。

フェアの原稿をお願いしたことをきかっけに、個人的にも季節のお便りを交換させていただいていました。

手づくりのフリーペーパーには手書きの詩や絵が書かれていて、心の底からいつも、封を開けるのが楽しみでした。

手の届くところにしばらく置いておき、仕事の合間に読んでは癒されて、また一緒に本をつくれたらと夢みながら過ごしていました。それはまさに、この時代の渦中にあって大きな励みでした。

今となっては、「七月堂のヤバイ本フェア」の配布冊子に寄せていただいた原稿は貴重なものとなってしまいました。

冊子をご覧いただけなかったことが悔やまれるのと同時に、とても寂しく、悲しい思いのままでいます。

栗原洋一 詩集『吉田』を、これからもずっと、大事にお届けしていきたいと思っております。

栗原さんに、心からの感謝をこめて。


七月堂 後藤聖子


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