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赤城斗二男『馬券と人生』

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「疲れた競馬ファンには癒しの一服。初心者には更なる興味への第一歩を。」 昭和、平成、令和と49年間全レースの馬券を買い続けるおっさんの、人生と悲喜こもごも 赤城斗二男の競馬に… もっと読む
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記事一覧

二〇一八年三月一一日 金鯱賞

鯛の姿造りが築地のアジフライに 鯱は「しゃち」と読み、「しゃちほこ」とも読む。鯱はお城の…

二〇一八年九月二三日 神戸新聞杯

菊花の栄冠に挑む最後のトライアル 菊花賞トライアルレースの神戸新聞杯である。昔は京都新聞…

二〇一八年九月二日 新潟記念

生と死を考える新潟の思い出 新潟記念である。JRAサマー2000シリーズの最終戦がこの新…

二〇一八年八月五日 小倉記念

小倉といえば無法松 「~小倉生まれで 玄海育ち 口も悪いが 気も荒い……」作曲・古賀政夫…

『馬券と人生』はじめに

 「持ったが病」という言葉がある。その意味を砕いて言えば「持たなければいいものを、持った…

二○一八年三月四日 弥生賞

情緒に流されて初めて馬券を買う 小学生の頃の通知表には先生が短評を書く欄があり、よく「情…

二〇一八年三月一八日 阪神大賞典

ナリタブライアンの崩壊と最終戦 今週は天皇賞の前哨戦・阪神大賞典だがメンバーは小粒で、武豊のクリンチャーが実績上本命に押し出されるだろう。しかしつけ込む余地は大いにありそうだ。僕の狙いは有馬記念組のサトノクロニクルとレインボーラインだ。枠連の6‐6を厚めに6‐7、6‐8を抑えた馬券を買ってみた。単勝はレインボーラインだ。で、結果は単勝・連勝ともばっちり当たり、小躍りした。勝利の美酒は相変わらず美味い。  阪神大賞典といえば一九九六年のナリタブライアンとマヤノトップガンの一騎打

二〇一八年三月二五日 高松宮記念

悪魔の馬と僕が洗礼を受けたこと  今年初の芝のG1レースは、中京競馬場で行われる高松宮記…

二〇一八年四月二九日 天皇賞・春

ゆく春や 恨みは深し 天皇賞  桜花賞は当たった思い出がほとんどないと以前書いたが、実は春…