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子どもの「好き」を見つけよう!才能を見出すためにやるべきこと

今日はバスケットボールの日!1892年12月21日、アメリカで初めてバスケットボールの試合が行われたことにちなんでいます。今年は日本でも、バスケットボール男子日本代表選手がワールドカップで奮闘し、パリオリンピックへの切符を勝ち取るなど、大きな話題となりました。

世界を股にかけて活躍する各界のプレーヤーたち。そんな姿をみていると、誇らしいと同時に、わが子の将来を期待する気持ちもふくらみますよね。そこで今回は、子どもの才能の見つけ方についてお伝えします。

●子どもに関心を寄せることからスタート

「子どもの才能を見出してあげたい」
そう思って、習い事は早く始めたほうがいい、たくさん習わせたほうがいい、と子どもの教育のために一生懸命働いているお父さん・お母さんも多いのではないでしょうか?

たとえば、藤井聡太棋士が幼少期に遊んでいたというパズルが売れたり、5歳から将棋を始めたと聞けば「やはり始めるには早い方がいいんだ!」と習い事を探したり‥という方もいるかもしれません。

確かに、6歳までの早い時期になにかを始めることは、脳の発達の段階から見ても良いことではあります。しかし、そこでポイントとなるのが、その子自身に適しているか?というところ。藤井聡太棋士の場合、彼の「好き」が、パズルやその先にある将棋にあったからこそ、能力が十分に発揮されたのです。

つまり、子どもたちが才能を発揮するためには、好きなことを見出すことが必要!大切なのは、わが子の「好き」がどこにあるか、それを見つけていくことです。では、どうしたら「好き」を見つけてあげられるのでしょうか?その答えは、わが子に関心を寄せることです。

たとえば、道端の草木を立ち止まってじっと見ている子には、植物園や自然がいっぱいの公園に連れて行ってみましょう。言葉の意味を知りたがる子なら、図書館で好きな本を選ばせて、たくさんの言葉に触れる機会をつくってあげましょう。

普段の様子をよく見て、「この子は何に関心があるのだろう?」と探り、「好き」を発見できる場を提供すること。「好き」が広がる機会を増やしてあげること。これは、親にしかできない仕事です

●親にできるのは「場づくり」まで。あとは子ども次第!

子どもをじっと観察し、わずかなヒントを頼りにして、もっと伸びる場を作る。子どもの才能がどこにあるのかを見つけることは、簡単ではありません。ときには、好きだと思ったのにすぐに飽きてしまったり、あまり興味がなくて的外れだったりすることもあるでしょう。まるで開拓者のような仕事です。

でも、ほんのわずかな「好き」でも見つかれば、その先は子どもたち自身の仕事!それまで一生懸命「場づくり」をしてきた手を止めて、主体を子どもに移し、見守る立場になるのも親の役目です。

なので、子どもの人生は幼児期の接し方や経験の差で決まってしまうの?と責任を感じすぎる必要はありません。わが子の才能の芽はどんな色かな?どんな形かな?そんなふうに、楽しみにしながら「好き」を見つけてあげましょう