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子どもの「夢」を応援しよう!親のサポート方法とは?

親は、子どもが「〇〇になりたい!」など将来の夢を持つと、全力で応援しサポートしますよね。しかし、子どものためと思って言った言葉が、やる気を削いでしまう場合があります。
今回は、子どものやる気の育て方と親の役割についてお伝えします。

●「褒めて」モチベーションを上げよう

子どもが「将来、医者になりたい!」と言ったら、親としては応援したいですよね。そして、応援する気持ちから「医者になるためには、勉強をしよう!」とついつい言ってしまいがちです。しかし、「勉強しなさい!」「勉強しないと医者にはなれないよ!」という強く、時にネガティブな言葉は、子どものモチベーションをかえって下げてしまう場合があります。

モチベーションが下がると子どもはより勉強をしなくなります。そうすると、ますます親は「やりなさい」と言う悪循環に陥ります。しぶしぶする勉強は、意味がありません。ただし、何も言わないで放っておいたら子どもは勉強しないのも事実です。

そのため親は、子どもをしっかり見ていて、少しでも子どもがやる気を見せた時に、「褒める」ことでやる気を引き出すようにしましょう。「褒める」ことは、モチベーションアップにはとても効果的です。

例えば、中学生の子どもが期末試験前日に「試験のために問題集を買って欲しい」と言ってきたらどのように反応しますか?まずは、本屋が空いている時間であれば急いで問題集を買いに行きますよね。そして子どもには何て言いますか?

「どうして、もっと早く言わないの?」と否定的な言葉を言ったら、子どもは次は問題集なんていらないと思うかもしれません。しかし「明日というのは急だけど、問題集が欲しいという気持ちは評価に値するよ」とポジティブな言葉を伝えたら、子どもはきっと次の試験の時は、もっと前に問題集を買ってと言ってくるでしょう。

このように、親のかける言葉一つで子どものモチベーションは変わります。親は「やりなさい」と命令するのではなく、少しでも褒めることができるポイントを見つけて、前向きな言葉をかけるよう心がけてください。

●「夢への道筋」を示すのは親の役割

将来の夢を応援する親には、モチベーションを上げる言葉がけのほかにも、してあげられることがあります。それは、道筋を示してあげることです。子どもはまだ数年、十数年しか生きておらず、先を見通す力は弱く、夢を叶えるための具体的な道筋もわからないからです。

例えば「獣医になりたい」と子どもが言ったら、獣医になるためにはどのような勉強が必要なのかを調べて示してあげることです。大学では6年間の勉強が必要なこと、その後に国家試験があることなど大まかな道筋を示し、その上で今そのためにできる小さなステップを伝えてあげましょう。

夢への道筋を示すことで、ただ勉強をしているのではなく、将来の夢を叶える手段として勉強をしているという意識が芽生えます。この意識を持つことで、勉強に対する姿勢やモチベーションが大きく変わってきます。

そして、その頑張る姿を見たら「きっと皆の役に立つ獣医になれるよ」など声をかけてあげてください。この声がけで、子どもはモチベーションを維持しながら夢に進んでいけるでしょう。

親が子どもの夢を応援する時は、「勉強しなさい」のように直接的に口を出すと子どものモチベーションを下げる可能性があります。親の役割としては、褒めてやる気を引き出すこと、夢を叶えるための道筋を示してあげることです。過剰な介入や管理で、子どものやる気を削がないよう親は気を付けていきましょう。