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正しく手を洗えてますか?正しい手の洗い方を習慣化しよう!

今日は「手洗いの日」。新型コロナが流行してから手洗いうがいをきちんとするようになったという人は多いと思います。

しかし、子どもの中には新型コロナが5類に分類されるようになり、生活もコロナ前に戻りつつあるため、「手洗い」に対する緊張感が薄れてきた子もいます。

また、手洗いをしているが本当にきちんと手を洗えているのか不安な親もいるでしょう。今回は、正しい手の洗い方と、子どもの手洗いを習慣化する方法をご紹介します。

●間違った手の洗い方

手洗いをしていても、正しい手洗いをしていなければ、手に菌は残ったままになります。よくあるきちんと洗えていないやり方は以下の通りです。

①「水」だけで洗い終わらせてしまう。
水だけでもよく洗うと綺麗になったように見えます。しかし、水だけだと手のしわや爪の間など、細かい部分の汚れまではしっかり落とせていません。

②手のひらをこすり合わせて終わらせてしまう。
手をこすり合わせるだけだと、手のひらの汚れしか落とせません。モノに触れる機会が多い指先や、見落としがちな指の間、手首に菌が残ってしまいます。

③手を清潔に洗うため頻繁に洗ってしまう。
「手の洗い過ぎ」は、手の表面にいるウィルスやばい菌の侵入を防ぐ「常在菌」の機能を低下させてしまうため、逆効果になってしまうことがあります。また、過剰な手洗いは肌荒れを起こしてしまうことも。

●手洗いの正しい洗い方とタイミング

では、正しい手の洗い方をご紹介します。

1.流水で汚れを落とす
流水で手についた汚れをざっと落としたあと、石けんやハンドソープを手に取り、手のひらでよく泡立てます。泡立てることがまだ上手にできない小さい子どもには、泡で出てくるハンドソープがおすすめです。

2.手のひらと甲、指の間を洗う
手のひら、手の甲をしっかりこすり、指の間は手を組むようにして洗います。
親指は、反対の手で持って、ねじるようにして洗いましょう。

3. 指先と爪を洗う
指先、爪の間は手のひらの上で指先をこするように洗います。

4. 最後に手首を洗う
忘れがちな手首もきちんと洗いましょう。手首を反対の手でねじるようにして洗い、最後に流水で石けんと汚れを十分に洗い流します。洗い終わったら、乾いた清潔なタオルでふきましょう。

正しい手の洗い方は、「洗い残しのない」手洗いですので、泡でしっかり洗いましょう。

また、正しい手洗いのタイミングは、「外出先から帰った時」「咳やくしゃみをしたあと、鼻をかんだあと」「食事やおやつの前後」「調理の前後」「病気の人をケアした時」「外にある遊具などに触った時」「トイレに行ったあと」「動物に触れたあと」です。

必要以上に手を洗うと前述した通り逆効果になる場合があるので気を付けましょう。

●手洗いを習慣化しよう!

子どもは外から帰ってきてそのままお菓子を食べたり、手を洗ってもきちんと洗えているか手洗いについて不安がありますよね。

そんな不安を解消するには「習慣化」することをおすすめします。ただし、先ほどお伝えした通り、水だけでの手洗いを習慣化しても意味はありません。まずは、正しい手の洗い方をきちんと子どもに教えてあげましょう。

正しい手の洗い方を子どもがマスターするまでは、手を洗う時に親が見ててあげましょう。もし、正しい手洗いの方法をしていなくても、叱るのではなく「こうするんだよ」と優しく伝え、できたら褒めてあげましょう。

子どもは叱られるとやる気をなくしてしまいます。習慣化するには「決まったスケジュール」が重要です。食事やおやつの前後、外から帰ってきた時、トイレに行った時などは必ず手を洗うようにしてください。

そして、できたら思い切り褒めてあげてください。これを4日ほど続けるとだんだん手を洗うことが苦にならなくなるでしょう。

習慣化は早寝早起きや勉強、ピアノなどの習い事の練習などにも効果があります。ぜひ、子どもに自発的にして欲しいものは「決まったスケジュール」で習慣化しましょう。

習慣化されると、親も毎回「勉強しなさい」など言う必要もないので、親子ともストレスがなく日常を過ごせるようになります。

(参考)
正しい手洗いの方法~洗ったつもりのその手、本当にキレイ?〜|Lidea(リディア) by LION