見出し画像

「比べない子育て」で子どもの光り輝く個性を育てよう

よくないとわかっていても、つい焦りからわが子をよその子と比べてしまう…。この「比べる子育て」は、子どもの力を引き出しません。今回は「比べない子育て」をする大切さについてお伝えします。

●比較することは、子育てを難しくする

わが子をよその子と比較することは、子育てを難しくするボトルネックのひとつです。
比較してよいことは一つもありません。

たいていよくできる子と比較して、わが子はできないと思い、落ち込んでしまいませんか?

よその子と比べることで、焦りが生じます。
焦って子どもに接すると、奇妙なことに子どもは持っている力を出さなくなってしまいます。

子育て上手の条件は焦らないこと。子どもを他の子と比べないことが大切です。

●その子の個性を引き出す「比べない子育て」をしよう

子どもは一人ひとり個性があり、発達の度合いも、興味のあり方も全然違います。
それなのにどうして同じ基準で見ようとするのでしょう。

たとえば、天才として世に知られているアインシュタインは、3歳になっても言葉が話せませんでした。記憶力も悪く、学校の成績もよくなかったそうです。

人間には左脳タイプと右脳タイプがあります。左脳タイプの人は、言語性にすぐれ、右脳タイプの人はイメージ力がすぐれています。このようにタイプや個性の違いがあるのです。

子育て競争に意味はありません。他と比較して考えるためにわが子を劣った子と見るようになります。劣った子などいないのです。競争の基準を設けてしまうのでわが子を見過ってしまいます。

どの子も必ず、何か自分の関心のあるもの、好きなもの、得意なものを持っています。それを上手に伸ばしていけば、光り輝く個性に育つものです。

その子が持っている個性を引き出すことが大切なのです。

アインシュタインだけでなく、エジソンやニュートンなど天才と呼ばれた人たちが学校の成績が悪かったことはよく知られています。
この人たちは何が人と違っていたのでしょう。好きなことがあって、それを伸ばしていったのです。

個性を育てる教育が子どもの心を生かし、子どもを育てる教育です。わが子の良いところ、個性の向かうところを育てるようにしましょう。

「うちの子、大丈夫かな?」
そんなふうに焦る気持ちが生じたら「個性で見ればどの子も一番」という言葉を思い浮かべてくださいね。